堪える、耐える


九州や北陸地方では、

災害が生じるほどの大雨だそうです。

避難されておられる方々は、

さぞお心細いお気持ちでお過ごしでしょうし、

被災者の方々には、

本当に心からお悔やみ申し上げます。

思いもよらず、

そういう事を、

長い人生ですから、

誰でも少なからず味わいます。

天から降って来たようなと云う表現も在りますから、

私ら人間の力の及ぶ処ではないのでしょう。

ですから太古の人たちは、

自然と神様とを重ねあわせて、

畏れ、

尊び、

感謝して、

これが信仰の基になったものと考えます。

私も平坦な人生であったのならば、

特に信心深くはならなかったと思いますもの。

ただ、

結果として、

苦労して良かったと思っています。

これからも苦労は訪れるのでしょう。

そりゃ嫌ですし、恐いですよ。

でも確実に、

不快な事や、

悲しい事、

辛い事、

腹がたつ事、

私に降りかかってくるのは当たり前です。

だって楽しい事ばかりなんてあり得ないですもの。

自分に負荷が懸かった際に、

よし、伸びるぞ!

そう自分に言い聞かせ、

じっと屈んで、

決して自分からは動かないようにと。

自分から仕掛けたら負けです。

じっと、じっと堪える。

よくよく考えますと、

私も気が長くなったものです。