患者さんと


今月の末は大学は夏休みに入って休講なのですが、

患者さんとご一緒に新潟へと。

私は患者さんとしばしば出かけます。

京都の南座であったり、

お茶屋であったり、

いろいろと。

で、

もう20年以上もの付き合いの患者さんが

私の好きな萬代橋の写真を撮って下さるとのこと。

大勢の患者さんを診察して来ました。

この75歳を迎えたそうな男性の、

ちょうど今の私よりチョコッとだけ年少であった頃から

その生きざまを観させて頂いたことになります。

波乱万丈の局面、局面においても、

この方は、

アポイントを変更されたことはありません。

事業を興される前の、

お勤め時代の役員会でのご自身の解任劇の直後であっても、

先生、ヤられました。

迂闊でした。

その台詞が鮮明に耳に残っています。

事業を興す準備でのヤリようから、

起動に乗せるまでのご苦労、

で、

引退への準備過程から、

引退されてからの暮らし方、

見事な男と評価していました。

私の診療所の診察台周りは、

私の好きなモノで囲まれています。

この患者さんの撮られた萬代橋が、

私の治療の大きな助けになってくれることは間違いありません。