今朝から、
大掛かりな難しい症例に着手します。
診断から治療計画を決めるまで
2ヶ月ほどかかりました。
根菅治療も沢山在ります。
マイクロスコープを駆使しなければ、
絶対に対処できない位に、
拗れに拗れた根菅です。
歯周病も進んでいます。
原因となった考え無しの【セラミッククラウンもどき」も
早々に撤去し、
清掃性の良い仮歯に代えねば、
歯肉の炎症は治まりません。
患者さんはインプラント治療を希望し、
私の診療所の門を叩きました。
が、
丁寧に、丁寧に、
手当てすれば【保存】できる!
と、
私は診断したのです。
で、
最近話題の【将棋】と同じですよ。
治療の進め方ひとつで、
治療結果は大きく変わるのです。
歯を残すための治療。
手当ての順番を思案し、思案し、
2ヶ月かかってしまいました。
その間に患者さんには、
徹底的な歯のブラッシングに精を出して頂き、
治療に備えて頂いていたのです。
午後は、
先般お見せした○○歯科医院での【奇妙なる仮歯】と、
【奇妙なるインプラント治療計画】に恐れを為して
お越しになられた患者さんの治療です。
下顎には既にインプラントは埋入し終わりました。
今日は上の仮の入れ歯の装着の日です。
何回も人工歯の並びを、
患者さんと一緒にチェックしあいましたので、
綺麗な仮の入れ歯が入るでしょう。
下顎は、
噛み合わせの位置決めの装置を準備しています。
この辺りになると、
歯科医師の方も、
具体的な治療のイメージが涌かないでしょうね。
私独自の治療方法ですから。
1から造りあげてゆく。
本当に楽しいですよ。
で、
歯科医師としての大きな責任もズッシリと。
これが今日の私です。