活字中毒を自覚している私は、
駿時を見つけては、
活字を追っているのです。
で、
安らぎを覚えたり、
私との同種の匂いを感じた書籍を
待合室のテーブルの上に然り気無く置いています。
一月に読む書籍の数は、
数えた機会はありません。
見知らぬ人との出会いのようなものが、
私にとっての活字です。
で、
読み方は、
蛍光ペンを片手に、
印象的な文章にマーキングしながら、
先ずはサッと流し読み。
シツコイ性格である私は、
一度完読した書籍を、
繰り返し、
今度はジックリと活字を追いかけると云う手法。
二度目のマーキングは色を変えて。
一度に複数の書籍を、
飽きたら別の、
で、
また疲れたら別のと云う具合です。
ポール.エクマン博士の書籍にハマっています。
繰り返し、繰り返し。
翻訳書ですので、
熟読したら、
原著でと云う、
コレも私なりの読者方法です。
もうお一方は、
岩下尚史 氏の著作です。
余りにも優美で格調高い、
技量豊かな文章に驚き、
氏を勝手に、
明治か幕末辺りの生まれであると、
そう決めつけていたのです。
で、
著者紹介にて、
私の二つ年長でしかない事に驚き、
戸惑い、
感動し、
安堵したのです。
國學院大学文学部を卒業され、
ですから、
私の学生時代と氏は同じ時代に
大人になる修業を経た訳ですから、
私は自分のイタラナサも情けない想いになりました。
大学卒業後、
新橋演舞場の企画室長をお務めになられた氏の文章は絶品です。