お行儀作法と躾


何から何まで間違えてると、

今の親の子育てを観て、

私は、そう思います。

じゃあ、お前はどうなんだ?

と、言われれば、

確かに息子を人様に誉めれる自信など皆無です。

息子の弱点を、欠点を

1番熟知するのは私ですから。

私は昭和の人間です。

それを、

今は平成の時代だから通用しないという台詞は、

私は認めません。

時代が移り変わろうとも、

変えてはならない美しい流れ、

伝統、文化は自然なモノです。

人の身体を診察する仕事に長年就いて

つくずく感じますのは、

身体も気持ちも、

素直が1番であると。

素直さと、

便利さ、簡便さは全く違います。

素直という言葉の中には、

我慢という意味合いもあることを

知らなければなりません。

そういうことを教えるのが躾だと思います。

幼い頃からの習いごとや、

子どもの意思の尊重に重きをおく必要など、

私は全くないと思います。

むしろ子どもは親の都合で

状況変化せざるを得ないものだと考えます。

その子が成人し、

社会へと一歩足を踏み出した瞬間から、

自分の意思とは反することでも、

不条理な境遇であっても、

堪える、

相手に自分を合わせる、

力を付ける、

様々な行動の基となる

考えの基礎を造るのが、

扶養されている時期だと思います。

働かざる者、食うべからず、

という言葉がありました。

そんな事を言うと、

また私は非難を浴びるでしょう。

ただ、今の風潮は、

必ず行き詰まるに違いありません。

そんな虫の良い話はありませんから。