歯科医療は愛の仕事である


2~3年に1人の割合でしょうかね?

私の診療所での治療を中断され、

で、

他の歯科医院へと転院され、

やっぱり戻って来られるというのは。

その間、約4年から8年てな処でしょうか。

先ず転院の訳ですか?

それは、

お互いの希望する治療方法が一致しない時ですね。

患者さんが望む治療方法を【私がしたくない】

【しない方が良い】と考えた時は、

治療出来ませんから。

その逆も当然、ありますよね。

私の診断に、患者さんが納得がいかない時。

最近はインターネットでの情報が氾濫していますから。

記載されている症例と治療方法を、

患者さんが、ご自分の場合も当てはまると、

信じこんだ時は苦労します。

後は、

私はハッキリ言う質ですので、

患者さんの方がカチン!

と、きたんじゃないでしょうか?

どちらにしても、

こういう時は、良い関係では無いんです。

そういう時期は、距離を開けた方が良いと、

私は考えています。

また他の歯科医院へ行かれることで、

今までは気づかなかった私の診療所のコダワリに

気づいてくれるみたいですよ。

で、

再来院される時ですか?

患者さんの方が、気の毒な位に申し訳なさそうにしておられます。。

私ですか?

そんな事は全く気にも留めてませんのに。

だってそうでしょう?

自分と違う人を認めないんですか?

意見の相違と人格は違いますもの。

まして治療方法の意見の相違でしょう?

相手は素人の患者さんじゃないですか。

インターネットや他人の素人意見に惑わされるなんて、

当たり前でしょう!

私は私でプロですから。

してはならない治療、

信念に反する治療は出来ません。

だからといって、

素人の患者さんに、目くじらたてても

それは大人げないですよ。

【電話しにくかったでしょう処をありがとうございます】

笑顔で、

そう再開の挨拶して、

数年ぶりの私の歯科が始まります。

で、

口腔内を拝見して、

うぇー!コリャ酷いもんだ!と、

思っても口には出しません。

辻褄は合わせますので。

だいたいが、

治療の方向を定めていないですよ。

患者さんからの指摘された箇所しか観ていない。

木を見て、森を観ず。

後、

最先端の治療広告に惑わされて、

基本的な地盤が出来てないですよ。

いつもバック.トゥ.ザ.ベイシック。

臨床家の基本です。

私ら歯医者の仕事は、

内村鑑三先生の言葉じゃないですが、

歯科医療は愛の仕事である。

患者さんには、いたわりの心で。

しみじみと、

この言葉の重みが判る歳になりました。