私の時代は、
歯科大学を卒業すると、
ほとんどが開業医に勤務していました。
今は1年間の臨床研修医を経る必要がありますが。
それでも、
臨床研修医期間を終えると、
今でもほとんどが開業医に勤務するようです。
2割程度が、医局に助手として残っていたようです。
私のように学費を出してまでの大学院への進学者は
1割以下程度だったと思います。
当時で大学院の年間授業料は36万円でしたけど。
ですから、
授業料はアルバイトで十分に賄えました。
歯科では、
患者さんの数をこなして診察することに重きを置きすぎて
今日の医療レベルの低下に繋がったんだと思います。
成り立ての頃は、
経営は度外視して、
ゆっくりと丁寧に、
技術を定着させていくトレーニングが必要ですから。
また、
科学論文の全てが優れている訳ではありません。
どの文献が確かなモノか?
これは実際に自分自身が研究に携わり、
自分自身で論文を執筆してみないと、
判らないでしょうね。
メーカーの紐付きの研究って凄く多いのです。
当然、メーカーの都合ってモノが見え隠れしますよね。
この処を見落としたら、
臨床家としては失格ですね。
そのようなことを、
私は大学院時代に学んだように思います。
歯学部の大学院は博士課程のみの4年間です。
その間は、
よく勉強したと思います。
コレが弾みとなって、
毎日の決まった勉強机に向かうって習慣が
今でも続いています。