歯科コンシェルジュとマネージャーのその影に


先日、郊外の喫茶店に立ち寄ったのです。

つい今しがた書店で買い求めた本を

もう直ぐに目を通して見たかったからでした。

【アウシュビィッツの図書係】

あの凄惨地獄の環境の中、

ユダヤ人の大人たちは、

死を覚悟して8冊の本を隠し持ち、

生きて地獄から出られるかもしれない子供たちに

教育を続けていたと言う内容の本です。

で、

ハヤル気持ちで、

先ずは珈琲を。

読み初めて数分くらいでしょうか?

あ~ん!

嫌な集団が、店に入って来たのです。

珈琲を早く飲み終えて、

家でゆっくり読もうと思った瞬間!

私は思い留まりました。

耳が像に変身!

私が不快感を持ったのは、

歯科医師とそこのスタッフでしょうね。

ゾロゾロと【白衣姿】のままで喫茶店に入って来たのです。

なぜ歯科関係って判るん?

白衣は院内で感染された物質に曝されています。

医師、看護師なら、

そんな事は理解できています。

コンビニに白衣の女性客って、

先ずは看護師はいませんよ。

因みに、

私のスタッフも、

外出時には私服に着替えています。

どんなに近くてでもです。

それは医療人の常識!

と、

私の耳が像に変身した訳。

これは会話の内容に興味をひいたという、

好奇心、ただそれだけです。

面白かったですよ!

呆れますよ!

恐いですよ!

ある女性、これは経営コンサルティング会社の営業ですね、きっと。

この人が、

先生とスタッフに説明しているんです。

歯科を【商売】にして【儲ける】システムを!

健康保険の治療を希望しての患者さんに対して、

あれこれの治療説明用ソフトを駆使して、

患者さんを心変わりさせて、

自費診療に変更させることを、

【自費に転がす】と言うのだそうです。

この【転がす】テクニックについてアレヤコレヤと。

役割分担までも。

受付嬢、歯科助手や歯科衛生士などが、

コンシェルジュ、マネージャー、。

話しを聞いて、

アホらしいやら、

呆れるやら。

【小学生用】の書籍で、ナイチンゲールや野口英世を買ってきて、

コイツらにブツケテやろうかと思いましたね。

数日経って、

其所のホームページ見たら、

あぁ、アイツら同じ経営コンサルタントが付いてるんだと。

だって、

色目こそ少しばかり変えてはいますが、

同じフォーマットでのホームページですもの。

医師ならば、

シッカリと自分の脚で立ちなさい!と、

誰も教えてくれなかったのでしょうか?

転がすことでのボーナスの方が

魅力的なんですね。

歯科医師免許返したほうが、

世の中のためになると思いました。