昨日は日曜日ですから、
何時もで在れば池波正太郎アワーにて
【鬼平犯科帳】から【剣客商売】へと到り、
正午をはさんで加藤剛主演の【大岡越前】を3本ほど、
で、
再び池波正太郎アワーにて朝の続きと云う具合の
時代劇三昧の休日を漫喫するのが
私の唯一の道楽なのですが。
ソレもこの処、
なんだかんだと雑用が入り
私のこの唯一の道楽はご無沙汰なのです。
そういえば、
昨日、車のハンドルを握り帰宅がてら、
テレビの民法にて東京の天婦羅屋の【みかわ】のご亭主が
芸人を前に見事な【揚げさばき】を披露されておられました。
運転中であったので、
画面こそ眺める訳にはまいりませんでしたが、
耳でご亭主の【江戸前の男降り】を
シッカリと堪能させて頂きました。
ただ食する方の芸人の食べ方が、
見えてませんが、
随分と野暮天だと、
そんな気がして、
同じ芸人でも落語や歌舞伎などの役者とは随分と違う、
否、
お笑いでも、
昔の【やすきよ】など随分とヤンチャで新聞などで叩かれて居たようですが、
料理屋での所作は、
相手の【芸人としての格の値踏み】を瞬時に付けてたんでしょうね。
自然に、綺麗に、むしろ品よく、
あぁ!流石は大阪の大芸人と云う空気を発散させて居られたように思います。
私は大阪へ参りました際には、
暇を見つけては【難波花月】へと脚が向いて行くのです。
で、
漫才を観て、
笑いあり涙ありの【新喜劇】。
良い気分になって、
宗右衛門町から三つ寺通りに向かった細い小路の
小さなカウンターだけの割烹の暖簾をくぐり
チョコッとの酒と、
少々の肴で、
で、
早々に店を退散し、
通りの古い鮨屋にて【バッテラ】をひと包み買い求めて、
犬同伴可の宿へ。
この手間隙かけた大阪鮨は、
半分が私のウイスキーの友として、
半分はマリリンの胃の府の中に一瞬にして入る不幸な定め。
ホロ酔い気分で、
シモンズのベッドにマリリンともぐり込む。
あぁ!
こういう1泊2日の休日も随分とご無沙汰だなと、
予定表を眺めて、
少なくても来春までは絶対に無理だと観念し、
せめてもの、
時代劇くらいはゆっくり堪能させて貰いたいのですが。