【他流試合を禁ずる】
時代劇では良く観られる台詞です。
何となく観ていたのですが、
最近、この先人の考え方が判るようになりました。
流儀なり流派の違いを競いあう事の無意味さが判るようになりました。
少年時代にテレビで、
元ボクシングのヘビー級チャンピオンであったモハメド.アリ選手と
プロレスラーのアントニオ猪木の対戦を観、
唖然とガッカリした記憶が蘇ります。
所謂、土俵の違いと云うんでしょうか?
昔の人は上手い台詞を考えたモンです。
この違いに接点を求めることは【野暮】であると。
意地や情けも在ろうかと思っていた私は
随分と気苦労やストレスに曝されました。
昨夜、何時ものように
時代劇を眺めながらの歯の彫刻を、
歯を彫刻しながらの時代劇を観、
【十手に懸ける命】と題する番組に、
感じる処、大いに在ったのです。
たかが十手。
其れでも十手。
私にとっての歯科が、其に該当します。
何かに命を懸けるとは、
大袈裟にお感じになられるかもしれません。
が、昔人間の私にとっては、
これはとても重要なんです。