日本歯科大学の第1学年の学生に対する
専門職としての自覚を促すカリキュラムとして
【プロフェッション】という科目が在ります。
今年からは、後期授業から前期日程へと変更され、
私の担当は4月後半となった模様です。
今年で8年目を迎えます。
凡そ2時間程度、
私が日本歯科大学の門を叩いてからの学生時代から
歯科医となって大学院へと入学してから
その後、社会へと出でて現在に至る私の歯科医としての半生を、
と、
毎日の私の暮らし様を、
実際の私の治療 症例などを交えながら、
講義と云うよりは【漫談】しているのですが。
笑いあり、
輝く瞳。
2時間程度、学生の気持ちを逸らさず、
【その気】にさせる手立てに、
後で、ぐったりする程にエネルギーを消費します。
何故に其れほど迄と、
お想いかもしれません。
【プロフェッション】とは、
俺がヤらねば誰がヤル!に尽きると信じて疑っていません。
幕末の志士として四国の【坂本竜馬】が名高いです。
彼ら志士たちは、
当時の立場で在れば政治事はおろか、
天下国家の問題に口を出せる立場ではありませんでした。
志半ばにて、斬られ、矢を尽き、
命を落とし、
が、
彼らの大志は、
バトンのように引き継がれ、
今日の近代日本となった訳です。
私は、しがない市井の開業歯科医でしかありません。
政事は解りません。
が、
成りたくて、成りたくて、
歯科医にさせて頂き、
大勢の方々のお蔭で今日を迎えています。
こんな私で良ければ、
お役に経つと請われれば、
私は何でもする積もりです。
私ら専門職に在る人間は、
独立独歩の精神で、
日々、技術向上のための努力するのは
自分自身のためであり、
其れは勝手な自己都合でも在ります。
汗を流して、
苦労するのは当たり前だと思っています。
で、
その生きようの中で、
【その気】にさせる技量を駆使し、
最前線にて、歯科医療に携わる医人教育の重要性を
今、私は認識するのです。