先日の新聞記事にて
東京都の病院に勤務する女性内科医が
虚偽の経歴にて
総合内科専門医の認定資格を
内科学会に申請し、
診療行為を行っていた処
此れが露見し、
認定資格を剥奪されたとの事である。
内科学会のコメントは
当然の事ながら
此の内科医に対する
遺憾の意を表明するものであった。
しかしながら、
私は内科学会に対して
遺憾の意を覚えるものである。
確かに経歴を詐称した
此の女性内科医に対しては
阿呆としか云いようがないが、
正規のトレーニングを
受けていない未熟者に対して
総合内科専門医と云う
タイトルを与えられる程の
簡単な専門医を
乱発した内科学会の方が
本来は恥ずべきである。
ちなみに此の女性内科医は
医師免許は保有している為に
医師法違反には
問われない。
日本に於いても
学会が認定する専門医ではなく
厚生労働省に代表される
国家資格にするべきである。
歯科に於ける認定医制度、
特にインプラント認定医なるものの
規準の甘さは
笑止である。
が、兎も角
総合内科専門医なるものが
これ程信用出来ない
単なる飾りの類いとは
私も今の今まで
知り得なかった。