昨夜、トアル医療関係者の方とすこしばかりの雑談を講じる機会に恵まれました。
そのなかで、
ー 先生はどうして診療以外の研究なんか続けているんですか? ー
診療のレベルを少しづつでも上向きであるようにと心掛けると、
必然的に研究が必要なんです。
私の診療の全ては、歯科保存学的な立場から構成されています。
歯科保存学が、私にとっては学問的な帰る家であると言えましょう。
確りとした学問的地盤に立っていなければ、
足腰の弱い、陳腐な治療しか出来なくなるでしょう。
また、患者さんの喜ぶお顔を見たいと云う純な心がなければ、医者の仕事など出来ません。
私に遺された時間を考えると、
これから診療出来る患者さんの数など、たかがしれたものです。
もっと大勢の方のお役にたてるようにと、
私は研究に入りました。
実際、この研究から生まれた治療を行うのは、
私ではなく、次の若い世代でしょう。
だからこそ、私らが絶対にセネバならんのだと思います。