基本 を 実際に 観せる こと


根管治療 の 際

どうしても

レントゲン写真 上 で

根管充填材が 根尖部 まで 届いて いる

こと に

気が ゆく ので しょう。

 

若い ウチは

致し方ない かも しれません。

 

根尖 まで

手当て デキない 歯科医師が 多い のが 現実です から。

 

ただ

レントゲン写真 上 で 観える 根尖 は

実際 には

本当の 根尖 では ありません。

【生理学的 根尖孔】  こそ  【本当】 の 根尖孔 なの です。

 

コレは

CT では 視えません。

 

CT が 根管治療 に おいて 【有効】 な こと は

目視 し難い

特別 細い 隠れたる 根管の 存在 と その 走行 で しか ありません。

 

ただ

このような 極細 根管

歯の解剖学を 熟知する ことで

どこに 在るのか

ほぼ  判る ん  です。

さまざま な 解剖学的パターン が 在って

メイン の 根管の入り口 の 位置

アレっ

そんな 時

だいたい  隠れた 根管が

コレも パターンが 在って

キチンと ソコに  在るん です。

 

根管治療 は 無菌的治療 と 生理学的根尖孔 まで

緊密に 根管充填材を 充たす こと。

 

先ずは

この 根管の入り口  を  明示する こと

器具 が

根管壁 の 抵抗に 邪魔される ことなく

根尖孔 まで 到達 できる

手当て を 行わなければ なりません。

 

ゲーツ ドリル

ラルゴ リーマー

など

刃 の 付いた 回転ドリル で

この 根管の入り口 に

早期で 挿入する こと ほど

無謀  で  危険な 処置は ありません。

 

捻れた刃を 持つ この類 の ドリル は

回転時 に

微妙 に  根管壁を 殴打

マイクロクラック を 発生させる 危険性 が あります。

 

加えて

早期 の 使用 が

根管の 走行から 反れる 可能性 も 多い の です。

 

このような  手当て  の  再治療 の  毎日。

 

年月 が

何が 正しくて

何が 間違って いた のか

学んだ 数十年 でした。

 

歯は 硬組織 ですから 硬い です

私は 後進たちに 常々

【歯は 白桃を 触れる ように】

口スッぱく

言って  きました。

 

先ず

手を  動かす  前に

徹底的 に 歯の【解剖学】を 熟知しなければ なりません。

その上 で

歯に 優しい 手当て

歯の 表情を 観ながら の 手当て

歯の 声を 聞きながら の 手当て

根管治療 のみならず 歯科治療全般 に わたって の

最低条件 だと 思う  今日 この頃 です。