時には  【例外】  症例に よって は


70歳半ば の 女性です。

約9ヶ月 前に

私が  抜歯 しました。

 

抜歯 の 原因は 【歯根破折】 です。

 

抜歯 の 際に

インプラント を 埋入する こと を

前提 に

細工 を 骨に 施して いました。

 

某県外 の 公立病院の 神経内科医師 の ご母堂さま です。

さまざま な 基礎疾患を お持ち です。

 

このような  基礎疾患を 持つ 高齢者?

患者さん に 対する 歯科治療。

 

とにかく

身体 に 【低侵襲】で 行う こと が 第1選択 です。

 

特に

麻酔。

 

日常

歯科医師は 頻繁に 麻酔行為を 行います。

歯科治療 の 医療には 麻酔は 必要不可欠 です から。

 

しかし

この 麻酔液

循環器系 に 対する 侵襲

大きい の です。

 

この 女性患者さん。

抜歯後

別段

ブリッジ治療でも 問題 ありません。

ただ

ブリッジ治療 の 方が

麻酔 の 頻度が 多くなる 症例 でした。

 

そのような 訳 で

私は

インプラント治療を 選択 したの です。

 

麻酔量は 約1.8ミリ リットル。

奥歯 の 虫歯治療 の 際の 麻酔量 よりも

少ない と 思います。

 

通常

私が インプラント治療を 行う 際には

必ず

粘膜を メスで 【切開】 して

実際に

私 の 眼で

骨 の 形態 質感 を 確認 します。

加えて

粘膜 の 厚み も 確認する ことは 無論です。

 

この 手術

全く 【切開】 して いません。

上顎洞底挙上 も 必要 でした。

 

全く

骨を ドリリング する こと なく

ソケットリフト法 を 選択 して

粛々 と 手術を 進め ました。

 

抜歯 の 際 の 【下こしらえ】

役に たった の です。

 

手術は 約15分 程度で 完了 しました。

 

元来

私の インプラント手術は 【2回法】を 採用 して います。

 

第1次外科手術 では インプラントの【埋入】に 専念する。

骨 と インプラント の 【結合】が 獲得 する

手術後 の 約3か月 〜 半年 経過 して から

第2次外科手術 に よって

粘膜を 貫通し

インプラントと ヒーリング アバットメントを 接合 します。

 

今回 の 手術

この ヒーリング アバットメントも 装着 し

1回 の 手術で 全て を 完結 させ ました。

 

もう

この患者さん の 歯科治療 に 麻酔は 【必要ありません】

 

【臨機応変】 に 対応する こと が

プロ の 見せどころ だと 考えます。

たまには 【例外】 も 大切 なん ですよ。

 

私は 【原理 原則】を 重んじ ます。

 

ただ

この 【原理 原則】 が

どの 【部分】に 在るのか

【考え】  【判断】 できる 【物指し】

年季 が 要るのかも しれません。