遥かに うねる 波の ように


一年 の 終わり である 師走。

みんな

何かしら 今年の 一年の 過ごし様を

振り返って いる 時期

あるいは

来年こそ は と

抱負を 胸に と 云った 時期なのでは ないでしょうか?

【動じない】が 信条の 私で さへも

過去を 振り返り つつ

ソレは ソレ。

部屋の 灯りを 消して 外出する ように

過ぎ去った 時間は

鍵を しめた 暗い 部屋の 中へと 置いて きて

大きな 空に 煌めく 星くずを 仰ぐ 想い にて

次の 一歩を 踏み出す ような

清々しい 気持ち に

外気の 冷たさが

身を 一層 引き締めて という 気分。

私の 母がた の 叔父は

海軍兵学校卒 の 帝国海軍士官 を 青年期 経験した

産婦人科医 でした。

大海では

戦艦の 先頭は

しけ の 荒ぶる 大波に

突っ込み 隠れ

船体が

大波の 頂上に 置かれた 際には

後部スクリュウ は 露出し

ただただ フル回転する のが

観える のだ そうな。

それでも

その 程度 の 自然現象では

帝国海軍の 戦艦が 沈没する とは

全く 思わなかった と 回想していた 事を 思いだします。

戦後

叔父は 婦人科医 と なりました。

女の 戦 と 云われる

お産を

助産師の 手を 借りず

最初の 陣痛から 出産まで

叔父は 自らの 手で 取り仕切って おりました。

私は 確実に

この 叔父の 信念を 引き継いで いる ようです。

人生とは

勝ち 負け の 繰り返し。

負けて

悔し涙 を 流しても 構わない の です。

ただ

歯を くいしばって

自分自身 の 力を つける ことに

精進し

その時が くるまで

ひたすら 堪える こと。

運よく 勝っても

ソレは

終わった ことで

さっさ と 忘れて

次の 課題に 挑まなければ

日本の 男 の 面目躍如 です。

人生とは その 繰り返し。

だからこそ

【平常心】が 大切なん ですよ。

私は

岸壁に 立ち

青い 海

つながる

青い空 白い 雲

仰ぐ ン です。