私が 患者の 立場として 医療機関を 選ぶのならば、
公立病院 公立大学附属病院は 敬遠します。
私学出身の 私の 評価基準から してみれば、
文部科学省 厚生労働相 の 規則通り
そして なによりも 気になるのが
身分が 公務員ですから 完全に保証されている こと。
仮に ミスっても クビに ならない という のは
民間では どの業種であっても 考えられませんよね。
偏差値重視で 医療機関を選択する方も 多いようですが、
それならば
私学の 出番は 皆無でしょう。
しかし、
昭和天皇の 心臓に メスを 入れたのは 私学出身の 医師でした。
本来の 流れから 考えますと 当然 東大医学部教授で ある 筈 なのですが。
私学は 世間から 常に 国立との 差別の 最中で 戦っています。
本気で なければ 患者さんを 集めることが できませんから。
そういう意味で、
私は 私学の 医学部 歯学部の 【建学の精神】を 観るのが 好きです。
学びの場 である その大学の 基本精神が 判るからです。
ただ、
時代と ともに 何事も 錆び付いて ゆきますし
大勢の 学生が 居る訳ですから
みんなが みんな 理想通りに 育つ 訳では ありません。
それでも、
【建学の精神】は 重要だと 思っています。
私の母校である 日本歯科大学は 【自主独立】
ですから 日本の教育機関全ての中で 唯一 国からの援助を 受けていないのです。
岩手県には 国立大学医学部が ありません。
私学の 岩手医科大学が 東北地方の 医療を 長きに渡って 支えて きました。
その 【医師たらんとする者は 先ず人間であらねばならぬ】
校章も 【医術】と【神意をうけた巫女】を 図案化されて 表されています。
なぜ、
そのような 類いの 話しに なるのか?
テクノロジーの進歩に 医療従事者の 心が 就いていって いないのが 今の医療現場の 現実と
秘かに 胸を 痛める からです。
テクノロジーを 学ぶ 者は
それを 学ぶ 以前に
教養を 身につけて いなければ なりません。
また、
尊い 人の 身体の 医療に 携わる者は
哲学 宗教学 歴史から 倫理学へと 発展する 物事に対する【見方】を 身につけて いなければなりません。
しかし、
特に 今の 歯科医療に関して 鑑みれば
全く その痕跡さへも 見えない 免許保有者というだけの人種が 多いようです。
歯科医療
どの方向へと 向かってゆくのでしょうか?