奥歯の インプラント修復。
私は ルーティンに スリーピース構造の インプラント修復法を 採用しています。
今 流行りの
インプラント体に 直接 クラウンをスクリュー固定する 方法を 否定しています。
インプラント修復には アバットメントの 介在は 必須です。
インプラントの開発者である ブローネマルク博士から学んだ者の 信念でも あります。
ブローネマルク博士は 偉大で 崇高な精神を 併せ持つ 科学者でした。
神々しい と云う 表現でしか 語れないほどの 医療人としての オーラを 放っておられました。
巷で よく見かける 自称インプラント専門医。
ブローネマルク博士からの 手解きを受けた 本当のインプラント専門医は
嘆きの 視線で 現状のインプラント治療を 傍観しています。
第2次外科手術において ヒーリングアバットメント (仮のアバットメント)を装着した 口腔所見。
ここに 予め カスタムメイドで 製作した チタン製アバットメントと 仮歯を 準備しておきます。
仮歯です。
仮歯の 下には、
カスタムメイドの アバットメント と 専用ドライバー。
このドライバーにて アバットメントを 外します。
アバットメントは アバットメントホルダーと アバットメントスクリューにから 構成されています。
アバットメントが 口腔内の インプラント体に 連結されました。
で、
仮歯を 装着します。
患者さんには 今日から この仮歯で 日常生活を 送って頂きます。
ゆっくりと 骨に 負荷を 掛ける 訳です。
また
歯磨きしやすい形態か どうか?
噛み合わせは 適切か?
経過観察 する のです。
いきなり 硬いセラミック や もっと硬いジルコニアのクラウンなど 入れませんよ!
急ぐことが 治療では ありません。
長期間 安定した 成績を 誘うのが 治療です。
次回は 1ヶ月ほど 先。
その際に、
さまざまな 観点から 今日の手当てを 再評価し
修正すべき 処は 修正し、
患者ファーストの 観点での 治療を 行うのが
歯科医師の 職責なのです。
が、
この手順は 特別な方法では ありません。
コレが 普通の インプラント修復なんです。