医者って・


テレビ局から、

番組に・出演しませんか?

制作スタッフから、

しばしば・お誘いを・受けるンです。

で、

時代劇なら・出演します!

岡っ引きとか・商人は・イヤ。

できれば、

殿様で。

先生・何・言ってンですか!

違いますよ。

コメンテーターで・ですよ。

私ですか?

絶対に・イヤです。

と・お応えしています。

すると、

なんで・ですか?

みんな・出たがり・ますよ。

局に・売り込んで来る・医師って・多いンですのに。

良い・宣伝に・なりますよ!

先生の辛口。

オモシロイんです。

ウケる事・間違いナシ!

馬鹿・言ってンじゃ・ねぇよ!

勘弁してよ!

俺が・ひな壇・座って、

コメントするって・か?

炎上モン・じゃねぇか!

俺は・芸人でも・文化人でも・ねぇよ。

しがない・歯科医師。

判ってる?

患者さんの方角しか・観てません。

そんな・日常の中、

最近・オモシロイ話しが・ありました。

明け方でしょうか?

在る・見知らぬ40代の女性から、

診療所のホームページの・問い合わせメールの・窓口から、

随分と・超長文のメールが・届いて・いたんです。

内容の概略は、

某歯科医院にて・根管治療を受けられた。

ソレから・痛みと・腫れが・生じて、

担当医師の・手に負えず、

公立病院の口腔外科を・紹介されたが、

経過観察だけで、

症状は・改善されない。

辛くて・堪らないから、

先生に・診て欲しいけれども、

お金が・ない。

でも、

ナンとか・診て欲しい。

まぁ・そういう・主旨でした。

で、

痛みが・在るのは・可哀想だと、

その方の携帯電話に、

朝1番に・電話を入れたンです。

お金の事は・言えないンだけれども、

他の患者さんと・区別はできませんが、

痛みは・可哀想だから、

今日、診療が終わってからの夕方、

診察しましょうか?

そんな風に・言ったと・思います。

なら、

彼女は・喜んで・おられました。

で、

実際に・拝見したンですが、

痛みへの・対応は・簡単な症例でした。

逆に、

何で・対応できない・ンだろう?

って・処が・本心でした。

複根管の・根管治療の際の、

器具の・オーバー・インストゥルメンテーションと、

残随。

ラバーダム防止して、

基本通りの・根管治療で、

翌日に・お電話にて・問いましたら、

思った通り。

で、

その3日後に、

根管充填しようと、

2時間の・アポイントメントを・入れていたんです。

最初の治療の際に、

ご本人に・申し上げて・いたんです。

痛みへの・手当ては・します。

が、

修復治療は、健康保険の医療機関で・して貰ってください・と。

その訳は、

根管拡大が・大き過ぎで、

歯根破折の・可能性・大。

口腔全体の・噛み合わせを、

考えに・考えて、

丁寧に・修復しなければ・ならない・症例です。

が、

その1本の歯の・主訴のみの・治療だけが・ご希望でした。

ですから、

私は・他の歯は・手が・出せません。

ソレと、

最初から・お金がないと・申告されていましたから、

根管治療の際は、

私は・十二分に・配慮したンです。

特別な・材料を・使わず、

高額に・ならないようにと。

でも、

マイクロスコープを使って、

2時間は・誠実に・対応させて・貰ったンです。

ですから、

痛みの原因である・歯槽骨の炎症は・消失できました。

でも、

ソレと、

将来・生じ得る・リスク、

つまり・歯根破折の発生は・別物です。

自費治療専門の私が、

長持ちできない歯に、

自費治療を・薦める訳・無いじゃ・ないですか!

で、

治療に先立って、

私は・前回の治療内容を中心に、

患者さんに・説明するんですが、

いきなり・私を・罵倒し・始めたんです。

罵倒・怒鳴り・でしたね。

主旨は、

最後まで・クラウンを被せて・長持ちさせろ!

ソレが・プロだろ。

お前は・プロじゃない!

何が・ナイチンゲールの心だ!

お前は・キリスト教だろ。

エセ・キリスト教信者。

高級車に・乗りやがって!

話しは・ドンドン・反れて・行き、

顔は・表情が・一転・されてましたね。

スタッフは、

驚き・おののき・

氷のように・固まって・います。

私ですか?

ジッと・観てました。

いつ・終わるのかと。

相手が・一応・患者さんですから。

その辺は・冷静なんです。

ただ、

スパッと・糸は・切りますよ。

で、

お引き取り・ください・と。

お見送りは・スタッフが・したンですが、

玄関口出るまで、

大声で・怒鳴り・続けて・おられて・いました。

で、

爆笑なのは、

出てゆかれた・彼女。

再び、

ドアが・開いたンです。

傘を・忘れたんだ・そうな。

その態度が、

傘を・階段下まで・持って来いオーラで、

スタッフを・見ていたんだと。

で、

スタッフは・流石ですよ。

途中まで・取りに来させた・そうな。

でねっ・

只でさへ、

変な人・来るンですよ。

テレビなんか・出る訳・無いじゃないですか!