孤高のマウンド


私は【江夏豊】と云う【人】が・好きです。

スポーツ音痴の私ですが、

江夏豊と云う・人を、

心から憧れ・

尊敬して・止みません。

昔、

巨人の星・と云うアニメが・ありましたが、

江夏豊と云う人に・こそ【輝く星】を、

重ね合わせて・います。

人生に躓かない人を、

私は・信用しません。

躓いた事を・世間は、

待ってました!・と・ばかりに、

集団リンチの如く、

徹底的に叩いて・打ちのめします。

が、

躓いたのは、

無我夢中で・全力疾走し続けているが故に、

遙か彼方の彗星にのみに・向かって、

夢の実現に、

自分で、

自分に、

鞭を打ち続けている最中が・46時中。

爪先の・小石に気づかなかったからだと、

無難に日々を・過ごす人には、

理解など・到底・出来ないでしょうが。

ベンチから・マウンドへ向かって歩く姿、

左手を腰に当てて・前へ屈み込み、

バッターを見つめる・姿、

で、

マウンドを脚の爪先で・突き、

口をへの字に・曲げた瞬間、

全身は・グワ~ンと。

投球の仕事人へと。

私は・江夏豊選手の・仕事を、

歯科医師としての・仕事の・模範と・しています。

青春期から・関わった

大勢の・大人の男、

本物と感じた・大人の男の・生きる姿は、

私の・道標となりました。

歯科医師でなくとも、

それが、

料理人であれ、

大工であれ、

刀鍛冶であれ。

仕事を進めるに・当たっては、

クライマックスと云う【局面】が、

必ず・在るモノです。

その・大切な1番のために、

下準備の・大切さが・在るのです。

良い下準備が・できるようにと・

遙か彼方の【夢】に向かって、

日々を【丁寧】に、

【単調】に・継続的に・過ごす【辛抱】が、

必ず・その人の【足腰】を・鍛えてくれると・確信しています。

歯科治療においても、

それぞれの患者さんの治療には、

【ここぞ!】と云う・クライマックスが・在るンですよ。

その瞬間、

私は・江夏豊選手が、

脳裏に・浮かぶのです。

この・張りつめた緊張の瞬間は、

私のアシスタントの経験者ならば、

必ず・経験した事が・あるでしょう。

鳥肌が立ち、

背中に・汗を搔き、

息つまる一瞬を、

とてつもなく、

長い時間として。

私も57歳に・なりました。

男ならば、

1番・仕事に脂の・のった時代と・云えるでしょう。

志を抱いて・門を叩いた・歯科医学の道です。

【覚悟は】とうの昔に・できています。

さぁ、

いざ・投球フォームに・入りますって、処でしょうか?