三枝デンタルオフィスの歯磨きの心得


私の診察を・前回・初診として、

初めてお受けになられて、

昨日の土曜日が・2回目という39歳の女性。

おっ!

満面の笑みで、

彼女の肩をポンと、

軽く叩いたのです。

何故って?

うっすらでしたが、

お化粧・なさってた・からです。

ただし、

御髪の方は未だ、

ストレートを後ろで1つに纏めた・ままでしたが。

で、

口腔内を診察。

お~!

頑張ったね!

歯肉は語ります。

まだまだ健康とは、言えません。

でも、

彼女が・気づいたのは・確実です。

徹底的な歯磨きに・目覚めたようです。

拡大鏡を使って、

歯肉の観察に夢中になる私。

歯科治療ってモノは、

ここから始まるンです。

チェアーを起こして、

はぃ・この間・お渡しした歯ブラシ見せてっ。

この瞬間、

私は大爆笑したのです。

だって、

これっ!

サザエさんの磯野波平・父さんの頭の毛みたいじゃん。

そこから、

再び、

歯間ブラシの練習。

私の診療所では、

このような・繰り返しから、

プロ以上のブラッシング・テクニックを身につけた

患者さんばかりに・なるのです。

西洋一辺倒の近代医学。

良い処は・確実に採り入れて・きました。

ただし私は・頑固者。

私は日本人の歯医者です。

西洋人は・ごくごく僅か。

言わば・日本人のための歯医者ナンです。

時代は急速に進化しています。

何もかも・変わる。

しかし、変わらないモノも・あります。

【不易流行】

変化しなければ・ならないが、

その中で、

【軸】になるモノは・変えてはならない、

という意味だと・解釈しています。

日本人特有の表現が・あります。

奥歯で食いしばる。

噛みごこち。

奥歯に物の挟まったような気持ち。

などなど・です。

また、

日本人特有の所作・癖ってモノも、

見過ごせません。

日本人特有の身体と、

忘れてはならないのが、

精神構造です。

人は成長期を過ぎると、

必ず、

老いてゆく定めにあります。

その際に、

身体機能の老化は・当然の事として、

老いてゆくことに対する、

不安・怯え・焦り・諦め・

さまざまな葛藤期を経て、

穏やかな悟りへと移行することを、

長年の患者さんとの関わりから・学びました。

私の歯科医師としての役割は、

正に・此処に在ると・確信しています。

患者さんの傍に、

脇仏のように・寄り添う事だと。

で、

先ほどの彼女。

よ~し・次までに、

此処の隠れている歯石が見えるようになるまで、

頑張って・磨くことぉ!

それと、

睫毛のエクステ・しておくこと!

彼女ですか?

恥ずかしいけど・頑張ります!

お~・そうだ・そうだ・

今年中に彼氏造るぞう計画だね!

世間的には、

こういう会話って、

セクハラ発言ナノでしょう。

でも、

私は彼女と・共同戦線を採ってるんです。

コンプレックスのあった歯を・必ず健康にすること。

内気で・恥ずかしがり屋さんで、

でも、

婚活して、

良い伴侶に振り向いて欲しいって。

乙女心・いじらしい・可愛いじゃ・ないですか!

今は、

ナンでもカンでも・ハラスメント。

医者は患者さんの心の中に入り込んでこそ・ですよ。

ただし、

無闇矢鱈に・私の真似はしないで・下さい!

これは・私のキャラクターだからこそ。

だって、

私は患者さんが・大好きですが、

エッチな気持ち、

傲慢な立場、

そんなもんは・全くありません。

相手が自然と受け入れて下さる

テクニックを身につけて・いますから。

これは・人徳に等級が在るならば、

私は正に第1級だと・思っていますから。

私は患者さんと共に生きる。

その覚悟で、

歯科医師稼業してきましたから。