昨日は・休診を頂いて、
86歳の母の・コロナウィルス・ワクチンの
2回目の接種へと、
内科まで・出向いておりました。
今日は・お出かけできて・嬉しいわね!
で、
どこに連れてって・くれるの?
注射!・と・ニヤリ。
へっ・なんで?
だから・コロナやんか!
こういう・掛け合いを、
何度も・何度も・繰り返すように・なりました。
超高齢者の母です。
ですから、
主治医・選びには、
随分と・考慮しました。
母に・何かしらの異変が体に生じた際には、
延命処置は・もちろん・致しませんし、
外科的な対応も・考えては・いません。
痛みだけ・徹底的に・取り除いて、
あとは、
穏やかに・低空飛行から、
着陸へと・移行させようと・考えたのです。
波乱万丈・という言葉に相応しい
母の・人生を、
最後は・穏やかな・日々で・過ごさせてやりたいと。
食事はバランスの良いものをと・配慮していますが、
基本、
お菓子が・大好物の母には、
好きなだけ・食べさせています。
糖尿病、コレステロール、さまざまな弊害は生じるでしょう。
でも、
構わないと・考えています。
いっぱいの・お菓子の袋を、
ベッドの上に・並べて、
あ〜・幸せだねぇ。
心が・豊かに・なるねぇ!
そういう・時間が、
今の母の・人生の全て・なのですから、
明日の・健康より・今日の・心の平安を・と。
病院の待合室・という所に、
久方ぶりに・行きました。
待合室の壁に設えられた・コーナー型のソファーに、
いっぱいの高齢者が・ワクチン摂取の順番を・待っています。
多くの・人生が・あるんだな・と。
顔に・刻まれた・人生は、
確実に・読み取れるのが・不思議でした。
注射の・ご褒美として、
行きつけの料理屋へと・連れて行きました。
女将が・あらかじめ準備して下さっていた
部屋の大きさには・大き過ぎる窓から見える庭を・眺めながら、
母は、
一心不乱に、
美味しいねぇ・美味しいねぇ。
老いてゆくと、
人は、
幼児へと、
還って・行くことを、
日に・日に・実感しています。