タイトルの・言葉は、
内村鑑三氏の・遺した有名な台詞です。
この頃、
日々・実感しています。
私の母は、
今から凡そ30年前に、
上下全てを・インプラントにて、
私が施術したものです。
当の本人は、
今では・全て自身の歯だと・思っていますが。
私の歯は丈夫なの・と云う台詞を、
微笑んで・聴いて・うなずいている私です。
母とは縁の・薄かった環境で・過ごしてきました。
私の中での・母の記憶と言えば、
幼児であった私にとっての母の手は・大きく感じていたことです。
手を繋いで歩く際に、
母の親指を・掌で・シッカリと・握りしめていた事。
それほど・母の親指に・安堵感を持っていたのだと・思います。
それが、
58歳を迎える私が、
母と手を繋いで、導くようになりました。
母は・私の掌を・シッカリと・握りしめて、
転ばぬように・息子に迷惑をかけないように・と云う
必死さが・温かさから・感じとれるのです。
私が・このような心境の大きな変化に至ったのは、
まさしく・患者さんを診る仕事に就いたお陰だと思います。
患者さんにとっての私は、
母にとっての・私の掌に相違ない・と云う気持ちで、
大切な・人の身体の手当を、
心を込めて・尽くすことに精をだすのが務め。