月別アーカイブ: 2019年5月

あっという間

今日は終日、

目まぐるしい時間を過ごすことになるでしょう。

嵐の到来前の・静けさって処でしょうか?

私の性格ナンです。

自分で【几帳面】だと、

誉めています。

周囲は、

アスペルガーかラリッてる・

そんな陰口言っているんでしょうね。

歯を前にして、

身体全体からのエネルギーが爆発しないように、

1点に凝縮させて、

情熱の火だるまのように、

治療したいのです。

治療箇所以外の部分に、

見落としがあっても・なりません。

治療の際の私は、

ある面において、

恐いかも・しれませんね。

ズッと終日、

細か作業が次々と。

夕刻のインプラントの埋入・抜歯・

そして、

クラウン・レングスニングの手術群のあと、

まだ2名ほど患者さんが。

夕刻までも、

ダイレクト・ボンディング修復から根管治療。

部分入れ歯の維持装置の連結の歯型採り。

流石の私でも、

今日のブログの更新は、

ここまでで。

張り切って、

治療します。

 

降参・

3人姉妹の性格を眺めていて、

それぞれの個性の違いに驚きつつ、

また共通項に、

微笑ましくもあり。

ジックリと庭木の剪定の積もりが、

中学の中間試験を・しばらくして控えていると云う

中学3年の長女が、

いつものように、

パパ、理科と歴史をお復習いして頂戴と。

序でに、

今春・中学に上がった次女の襟首を掴んで、

あんた!

遊んでばかりいたら・大変なことになるわよ!

中学を舐めたらアカンよ!

私の後から、

パパに教えて貰いなさい!

ソレまでは、

此処、

此処で、勉強していなさい!

吹き出してしまいました。

自分の事を棚に上げておいてと。

歴史の教科書を紐解くのが

私は好きです。

だって教科書って・つまらないですから。

事実と結果の羅列でしょ?

生徒は・つまらないですよね。

娘に言いました。

あなたがこれから・生きてゆく上で、

順風満帆な訳がないわな!

挫折・迷い・妨害・

いろいろ味わうと思うよ。

学校って処で、

不条理・協調・自立・

などなど、

実感しながら、

想う処イッパイだろ?

娘は黙って・肯いています。

人は自分の人生だけしか・経験できません。

13歳のお前と56歳のパパの

生きてきた経験値って・断然に違うんわな!

だったら、

年少者は、

いつまで経っても、

年上に勝てないのかな?

ソレも・変だよね!

歴史を識ることは、

他の人の人生を学べるってこと。

あとねっ、

歴史を振り返れば、

人ってモノの・

行動パターンが観えてくるんだよ。

カエサルの言葉に、

【過去を笑う者は未来に泣く】

ってのが・ある。

ズッと後の時代の、

英国のチャーチル首相も、

似たような台詞を残してる。

人って、

判っていながらにして、

同じ間違いを繰り返してゆく性質を持つモンだ。

ただ、

自分が決断を迫られた局面で、

どう選択するのか・

此処に、

歴史を学んだ者と、

情報だけの中で溺れている者とに、

大きな【差異】が出てくるモンだ。

そんな話しから、

1894年に、

維新から船出したばかりの・日本人が、

列強・英国から、

やっとこさで、

平等な条約にもって

蛮人から国民の権利を勝ち取ったンだね。

井上馨外相・大隈重信外相・

みんな有名人だね!

大隈重信候は早稲田大学の創始者だね。

彼らを以てしても、

英国は・うんと、

肯かなかった。

で、

陸奥宗光外相が抜擢された!

で、

結果を・彼は出したんだね。

イヤー・クルシカッタ・

1・8・9・4

日本の平等って、

記憶して下さい。

そんな処から始まって、

日清戦争から、

日露戦争へと。

私の大好きな、

連合艦隊司令長官・東郷平八郎元帥の

寡黙に艦橋に立つ姿に、

娘は掌に汗をかく思いで、

聞きながらメモを取っていたのです。

長女は安心したのでしょう。

パパ、

歴史の読書は【鬼平犯科帳】を読めば良いのっ?

笑ってしまいました。

アレは、

男が男であることを・

自覚するためのお復習い本みたいなモンさ。

まずは、

【坂の上の雲】を読んでご覧なさい。

日本民族には、

本当に絶滅の危機があったことを・識るだろう。

その時、

日本民族が、

どう動いたのかを。

で、

次女のお手伝いへと。

モモちゃん、教科書の此処を、

言葉に出して読んで下さい!

案外と素直に従う次女。

が、

うむっ?

娘の朗読に想う処あった私。

その瞬間!

あんた!

あんたの読み方には心が入っていないわよ!

大切な要点は強調して、

流れは・普通に。

あんたの朗読は、

パパのお経みたいだわ!

参りました。

降参です。

虎の眼・

先週、

24歳の女性の右下第1大臼歯と第2大臼歯を抜歯しました。

第1大臼歯は、親知らずを移植した歯で、

第2大臼歯は、再植した歯でした。

いずれの歯も根管治療済みで、

セラミック・クラウン修復が施されていました。

しかし、

施術後から今日までの長期間、

痛みが続いて・悩んでいたことを、

大人しい口調で、

とつとつと話しされて・おられました。

24歳と言えば、

私の娘みたいなモンです。

思わず、

父親の心情のようになりました。

特に特に、

ナンとか・して差し上げたいと、

私が・そう思うのは自然のことと思います。

触れると、

歯はグラついていました。

レントゲン所見を語るまでも・ありません。

私も、

移植・再植治療は行います。

が、

この治療は、

価値ある治療ですが、

インプラント治療よりも数段、

診断から処置すべてが、

高度なテクニックが必要です。

断然、インプラント治療よりも適応症であると確信した際には、

覚悟を決めて・と云うのが事実です。

インプラント治療の方が、

難易度も適応症も広いのです。

で、

このような状況の際のインプラント治療に対しては、

俄然、

私は燃えてくるんです。

数十年、

他の歯とインプラント修復の調和が・はかれるようにと。

修復する部分は勿論ですが、

口腔全体と咀嚼系全般、

唾液の性状から分泌量、

などなど、

総合歯科診療全般の虎の眼で、

この患者さんの【あや】を捜すのです。

インプラント治療が患者さんの身体の1部になって欲しいからです。

今日、抜糸しました。

私の治療に対する考え方と、

今後の方針についてお話ししました。

インプラントの種類やサイズ、

具体的に挿入するピン・ポイントまでを

今・決定する事は時期が早すぎます。

1つに1度、

私に、

口腔全体を診せて下さい。

私の中で、

あなたを解釈できた時に、

具体的な設計のための診査に入ります。

そんな話しをしました。

 

 

肉体労働

先週の日曜日は、

庭の草抜きと、

芝生の手入れを。

明日は、

木の剪定を脚立に登って

勤しもうと・思っています。

くれぐれも、

脚立から落下し、

骨折しないようにと。

日本歯科大学の技工士長である関口先生は、

庭のウッドデッキを造り替えているそうな!

現状のウッドデッキを解体し、

基礎の補強を手直したあと、

新たなウッドデッキを組むのだそうな。

状況を写真で見せて頂いたのですが、

コレは、

なかなかの大工事。

一人でされるン?

奥方に手伝って貰った方が良いのでは?

腰は大丈夫かぃ?

私の心配を他所に、

自信満々の関口先生です。

歯科医師や歯科技工士って、

案外、

ナンでも自分で・するんですよ。

やっぱり、

技術者って意識が、

そう・させるのかも・しれませんね。

が、

意外と、

器用に熟せるンです。

下手すると、

本職顔負けかも・しれません。

庭の木は、

自宅を新築した際に、

そこまで資金が周りませんでしたので、

ホームセンターで苗木を買って来て、

自分で植えたモンです。

ソレが大きく樹へと育ちました。

時の経過を実感します。

ソレこそ、

植える時には、

嬉しさのあまり、

沢山の苗木を植えたモンですから、

チョッした緑多い庭になりました。

今になってみれば、

剪定のことなど・頭にありませんでしたので。

いずれにせよ、

明日は、

タオルを頸に巻いて、

軍手をはき、

格好は正に肉体労働者の様相で、

私は樹の剪定、

新潟の関口先生はウッドデッキの組み立てで、

終日・後悔する羽目となるでしょう。

清々しい作品

昨日は、

日本歯科大学の技工科から、

次々と、

技工の各ステップごとの画像が

メールで送られてきました。

その画像ごとに、

質問の文章が添えられています。

部分入れ歯と、

メタル・クラウン修復の症例でした。

小さな症例でしたが、

大きな難症例の治療って、

小さな・小さな、

こだわりと技の

積み重ねから、

成り立っているんです。

ですから、

小さな症例を【考える】ことを・しながら、

手先を動かすことを習慣にしなければ・なりません。

日本歯科大学病院の歯科技工士諸君は、

本当に手先が器用ですね。

大学病院での私の治療は全て、

補綴学第1講座の水橋準教授と・ご一緒させて頂いています。

水橋先生の講義を見事に飾ってくれるであろう・

この歯科技工士作の画像は、

誠に清々しい・

心と知恵の隠った作品でした。

 

根管治療

キチンとした根管治療って行為に、

一般の方々も、

やっと、

気づき始めたんじゃないでしょうか。

マイクロ・スコープ完備だけでは、

どうも・違うぞ!

ラバーダム防湿・当たり前だろ!

MTAセメント・単なる材料だろ!

そういう観点に

自己防衛の本能が、

察知し始めたのだと思います。

そのキッカケになったのは、

間違いなく、

インプラント治療が原因でしょう。

何処の歯科医院へ行っても、

抜いてインプラントしましょう!

って、

安易な誘導に、

ハテな!?

って処じゃないでしょうか。

ソレで、

インプラント治療の結果も今ひとつ。

そういう風潮が、

余計に拍車をかけてるんだと思います。

歯科治療ってモノは、

根管治療だろうが、

インプラント治療だろうが、

正しい診断の基に、

此処の症例ごとに選択して

行われるべきナンです。

あの人と・この人とは全く違うんだから。

私の根管治療を特別だとは

全く思っていません。

100年以上・脈々と引き継がれて、

工夫を私なりに加味した、

日本歯科大学の根管治療を粛々と行っているだけです。

付属病院で根管治療の江面教授が根管治療なさっておられる

後ろ姿をお見掛けします。

そぉ~と、

右肩の後ろ辺りから、

先生の治療と、

トレーの上の器材を眺めます。

間違いなく、

先生の治療は日本歯科大学の根管治療です。

そうやって、

私自身も、

自己調整して・基準値の確認を怠りません。

良いモノは綺麗です。

眼の保養になります。

学生諸君や若い歯科医師に、

正しい姿に触れて頂きたいと切望します。

 

 

真剣勝負

根管治療の際って、

私は完全に、

ラリッてるんだそうな。

スタッフの言です。

私に治療以外の仕事を

上手くできる自信はありません。

と言って、

歯科医師と云う仕事が、

天職だとも・思ってはいません。

少年期から青年期の移行期に、

私と歯科医学に縁ができたことから、

この仕事に就いたのです。

自分に、

この仕事が向いているのか・いないのかを

考える暇はありませんでした。

ひたすら、

私を歯科医学へと合わせてゆく努力を重ねてきたのは本当です。

ですから、

治療中は、

無心の境地で・というのが本音です。

真剣ですから。

治療が終わると、

とてつもない脱力感に

身体全体が、

包み込まれます。

クタクタです。

根管治療ってのは、

正に真剣を手にする剣術みたいなものナンですよ。

下準備・

今、

歯型採りの治療が、

やっと終わりました。

極細の絹糸を、

歯肉溝に挿入します。

歯肉溝からの滲出液が、

シリコンの歯型材を鮮明化することを妨げます。

その防止対策として、

歯肉溝からの滲出液を絹糸で吸収して貰うンです。

全ての歯に、

この操作を行います。

気が遠くなるほど、

長時間を要します。

丁寧に丁寧に、

歯と向き合います。

で、

一気呵成に、

印象採得です。

ジッと材料が硬化する5分間を、

トレーを保持して、

ビクとも動かないように注意しなければなりません。

歯型材が歪みますから。

綺麗に採れました。

修復物を入れる際の

歯周組織って、

このくらい・健康でなければ。

そのための歯周治療です。

歯周ポケットなんか・ありませんよ。

測定値は最高で1ミリです。

これがセラミック治療の下準備ナンですよ。

パズルの1ピース

一昨年から手がけてきた

大がかりな難症例。

ブログにて、

治療の・ところどころをご報告させて頂いた症例です。

私の持てる限りの全ての根管治療のテクニックを使い分け、

さまざまな種類の歯周外科処置を施し、

インプラント手術も、

サイナス・リフトからスプリット・クレストなどの

特殊なテクニックに助けられ、

はたまた、

全知全能を駆使して顎位を探し、

やっと、

今日、

最終修復物の歯型を採る局面を迎えたのです。

歯科治療とは、

大きなパズルを埋め込んでゆくようなモンです。

1つ、1つのピースを、

要所、要所に、

丁寧に置かねばなりません。

私のクラウン修復の製作方法は特殊です。

最終修復物を製作するために、

先ずは、

修復歯の1本・1本の歯型を採得します。

ですから、

20本の修復物を製作する際には、

20回の歯型を採得する訳です。

で、

最後に、

全ての修復歯の歯型を1度に採得します。

通常では、

私の最後の歯型採り・のみの方法にて、

修復物は製作されるンですが。

これはレイモンド・キム先生の門下生独特の方法です。

ですから、

日本歯科大学式の方法ではありません。

現状、

私は学内の1部の先生方を選んで、

この方法を伝授している処です。

また、

歯科技工科の歯科技工士さんたちへも、

この方法の技工の勘所を伝授している最中です。

非常に精密な修復物を製作することが可能になります。

で、

今日は、

一気呵成に、

ダイナミックに、

かつ、

繊細に、

一口腔全ての歯型を採得します。

時間ですか?

3時間のアポイントメントを予定しています。

歯型材を流す前に、

多くの前準備をしなければなりません。

その時間が3時間の大半です。

歯型材の硬化時間は5分間程度ですから。

今日の歯型を石見歯科技工士に手渡す前に、

既に、

此処の沢山の歯型は送付済みナンです。

あとは、

石見君の腕の見せ所です。

私の歯科技工のほとんどは、

この石見君の支えられています。

私の診療所から多くの歯科技工士が独立してゆき、

社会で貢献してくれているようです。

が、

私は私の診療所の卒業生には仕事を出しません。

ソレは、

彼らが自身で、

考え、

方向を定めて、

進む妨げにならないように

と云う配慮からです。

私も師として、

前を切り拓いて進む姿を見せねばなりませんから。

今は歯科技工については

私なりの結論が出ています。

その辺は、

またの機会にお話し・しましょう。

今日も私なりの大勢の患者さんがお越しになられます。

根管治療の患者さん、

これから修復治療を行う段階に入った患者さんの資料採取、

メンテナンスの患者さん、

新患の患者さんです。

いずれの患者さんにも、

全身全霊で当たります。

今日もアッと云う間に、

1日が過ぎてゆくでしょう。

 

 

 

面目・丸潰れ

中学高学年の英語のリーダーの教科書って、

こんなに良かったンですね!

私ん処のオテンバ姉妹は、

私がカトリックであることから、

本人たちの意思とは全く関わりなく、

ノートルダム清心中学校へと、

始発電車に乗って、

大変お気の毒ですが、

毎日倉敷市へと通っています。

で、

時々、

宿題する際に、

パパ、横で一緒にチェックして頂戴!

娘の頼みです。

眠たい瞼にマッチ棒を支え棒にしててでも、

テーブルの横に座っています。

どれどれ?

最近の読み物は、

アメリカ合衆国が独立至る過程を、

さまざまな登場人物を通して、

興味深く、

上手いこと・書いてるんです。

ついつい面白いので、

当の私が、

ほぉ~!

そうだったんだ!

知らなかった!

先日はジョン・ハンコック氏を通して、

独立戦争前夜のキッカケを上手いこと書いていました。

ジョン・ハンコック・センターって処が

ニューヨークにあってな!

ほら、パパがニューヨークに学会で行くだろ。

会場は其処なんだよ。

判りきった物識り顔で話したら、

パパ、ソレは違うでしょ!

ジョン・ハンコック・センターはシカゴじゃない!

???

ナンでお前が知ってるん?

何・言ってんの!

パパ、一緒にビルに登ったじゃない!

そうでした。