月別アーカイブ: 2015年4月

素朴な疑問

昨日の朝のモラハラ特集と言い、今朝の【大人になれない子供亭主】特集と言い、

観ている私は、自分を責められている気持ちになりました。

今は社会人になった一番上の娘が、丁度、中学年の頃の反抗期に正にさしかかった時に

ー パパは身体は大人で心は子供!フン! ー

と、鼻であしらわれた事を思い出すと、

私はまったく進歩がないのだと悲しくなります。

しかしながら、当時はまだ付き合って間もない頃であった家人は

この娘のキツい台詞に、

ー アラ、男の人がいくつになっても子ども心を持っているなんて素敵じゃない? ー

確かに、そのように言った筈であったが、

月日の経過とは恐ろしいモノで、

テレビでの奥方たちの台詞と同じような意見に変わってしまったようです。

政治家にしても、世間の目は誠に厳しいモノがあります。

あの様な世間の基準値に達する人物が、この世に存在するのだろうか?と、

普通に感じてしまう私自体が、今の世間基準とはかけ離れた人間なのかもしれません。

私の学生時代に、母校である日本歯科大学前の富士見坂を

当時のキングメーカーであった田中角榮元首相を乗せた車が、朝と夕に駆け走っていました。

有名な話ですが、この道は一方通行でしたが、

朝と夕には、その方向が逆になっていました。

朝は神楽坂から国会方向へと、夕方は国会から神楽坂方向へ。

これは多忙極まりない元首相の通勤の都合に遇わせたモノでした。

おおらかな時代であったのでしょう!

今なら到底、世間からの批判を受けたに違いありません。

自分に厳しく生きるは、美しいと感じますが、

どうも最近は、他人に厳しくの風潮に嫌気がさします。

政治家は国の舵取りを確りとして下さる能力と胆力が一番の要で、

私のような仕事に就いている人間に於いても、肝心な能力があります。

テレビで云う処の模範的な大人の男像などは、

モシモの時に、戦える男とは思えない平和ボケした偶像ではないのかと想うのは

私のあがきなのでしょうか?

初診患者さんの最近の傾向

今日お越しになられた初診の患者さんも、

現在通院中の歯科医院にてインプラントかブリッジの選択を求められ、

悩んで私の診療所へと。

レントゲンを撮影する前に、診ただけで通常の方法でのインプラント治療は無理であることが明白な状態です。

骨の厚みが薄く、骨造成手術によって骨の厚さを大きくしてからでないとインプラントを入れることが出来ない症例です。

通常の方法よりも治療最終までの期間は半年以上要しますし、費用も高額になります。

そこまで無理してインプラントを入れる必要が在るとは到底思えず、

キチンと丁寧にブリッジを入れた方が賢明であるとしか思えません。

治療の方法は様々ありますが、あえて患者さんをいたずらに悩ませる選択肢は少しでも

減らした方が良いと、私は思っています。

今日は、レントゲンと採血、そしてブラッシングのトレーニングを着手して

次回にお越しになられた時に、私なりの治療計画のお話をさせて頂こうと思っています。

大いなる勘違い!

歯科以外のメーカーからも、時たま色々な素材が持ち込まれます。

ー 先生、これを歯科で使えませんかね? ー

と言った類いの依頼です。

先程も、外から診療所へと戻ったら机の上に小包が。

??

誰かからお菓子でも届いたのかしらん!

と、思いきや、

期待は裏切られての、メーカーからのサンプルと資料でありました。

私の専門外の分野の素材ですから、私は素人です。

どれどれ、なになに、ふんふん!と、

興味深く拝見しながらも、

疑問が大きく膨らんで、

こう言う時には、辛抱仕切れず即座にメーカーに電話する私です。

ヒト繊維芽細胞由来成長因子。

ヒト由来って、人間から採ったんを売ってるんかいな?

アメリカって、ゴッツイ国やなぁ!

ヒトって、ヒトのどこから採ったんかいな?

疑問点がドンドン膨らんだ訳です。

で、割礼したる除去した部分を培養したとの丁寧な説明に

ー 赤ちゃんのチンチンの先っぽの皮ですか! ー

私の声に、即座に娘たちは反応したのです!

娘たちの目は爛々と輝き、

アンプルのなかの液体に興味津々。

ー お前たち!悪いことをしたら、これをコーラに混ぜて飲ませたるぜ! ー

キャー!と、大喜びで一目散に消えて行きました。

但し、困ったことに娘たちの頭の中には

チンチンの皮の所有者が、パパと思い込んでしまったようで、

家に帰ってからも、昔たちの頭のなかは、このアンプルの事で一杯だったようです。

ヤレヤレ‥。

モラハラ

空港へのタクシーのなかで何気なしにテレビを眺めていたら、

モラハラについての特集でした。

うーん!

モラハラ加害者なる夫だか妻の言葉なり行いに

この私にも自分が思い当たる処が沢山あります。

ビックリ仰天しました。

成る程!と、溜め息がでる処も多々あります。

が、結局の処は、相手の受け取り方もあるようにも思えます。

相手に対する愛情が冷めたのか、相手を独占したいとの欲求の裏返しからの怒り、

理由は様々でしょうが、

何から何までテレビの論調で、本当に不満のない夫婦なんてあるんでしょうか?

私なんぞは、昔堅気の職人気質プラス医者ですから、

人間的には人格者などとからは程遠いことは十分自覚しています。

但し、家族は命よりも大切だと思っています。

雄の本能にて、外敵から家族を守らねばならぬと言う自然な想いは強いし、

家族を抱えてと言う想いも当然の如く持っています。

が、守られている側にとっては、外の恐さなど当然知りませんから、

立場を変えて観てみれば、檻のような窮屈さを感じるのは理解出来ます。

じゃあ、痛い目して経験させれば!と言う想いにはなれず、

こんな特集を観れば、考え込んでしまいました。

難しい時代になったものです。

私は、時代の流れについていけるのでしょうか?

人と人との繋がりが稀薄になるのではないでしょうか?

考え方

【学問はしんしんと静かに雪が降るが如く】

新潟大学医学部脳外科を創立された中田瑞穂教授の言葉です。

窓からの空から舞い落ちる雪に気づき、

あぁ雪かと。

で、机に再び向かい合って暫くして、部屋の空気を入れ替えようと窓を開けると

庭一面と樹の枝の上に厚く雪が積もって、

首をすくめて窓を閉めたことが何度もありました。

越後の国にて学んだ私にとって、この言葉は、特別な感慨を覚えます。

こう言う台詞が出るのは既に私が老境にさしかかったためでしょうか。

今時の若いもんは、勉強がなっていないと感じています。

横着なヤっちゃと、溜め息混じりで、つい、

こんなんで身に付くものか!と内心思うのです。

結果が判っての勉強などあり得ません。

今すぐに役にはたたないかもしれませんが、

必ず後の足腰の強さとなって顕れます。

問に対して、直ぐに答えを求めるのは学問ではありません。

現在、ある研究に取り組んでいるのですが、

私の代で結果が出るかどうかなど考えてしていません。

興味が涌いて、その本質を知りたくて進めているだけです。

ですから、参考になる文献など無いに等しい状態ですから、

片っ端から関連分野周辺の文献とにらみっ子です。

勉強って、この歳になってもこんな程度です。

理路整然とした考え方で論理的な話と言うのは、理屈ではそうなんでしょうが、

学問をしている人ではないと思います。

理に敵わないから学問があるわけで、

知見がない処をつついて、路を創るのが研究です。

物事の考え方や受けとめ方は様々ですが、

整然と出来ない考え方の方を、私は選んでと思っています。

今は娘たちの保護下にある私

日曜日は、朝から今と明日の料理の支度です。

上の娘と真ん中が、餃子チーム。

私と末の娘が、カレーとカルパッチョとキムチ、おでんチームです。

ひる過ぎに餃子を焼きながら、次から次への食欲に驚きました。

昼過ぎより、娘たちからお休みを頂きました。

ー パパ、いつもありがとう!ワインでも飲んでお昼寝して休んでね!

  アイロンがけとか、夏のポロシャツも沢山買って貰って、お金随分使ったでしょう?

  今日と明日と明後日はお金を使わないようにしよう! ー

涙脆くなった私です。

また、泣かしてくれました。

ー ママはパパが大好きだからって絶対に病気を吹き飛ばすよ! ー

小学生の娘に励まされる私って、何なんでしょうか!

自分勝手

自分勝手だと言われることがありました。

自覚していません。

目標に向かって、無我夢中の精一杯で走っていますから、

他が見えていないのかもしれません。

ご批判もおありでしょうが、

反論する方法もありません。

結果がすべての仕事に精をだしていますから。

仕事と家庭と。

そこを頭のど真ん中に於いて過ごしてきましたが、

これが私の精一杯です。

昼時にて

今日は学校がお休みなので、朝から院長室はテンヤワンヤの状態です。

昨夜は、疲れが一気に出たんでしょうか?

嘔吐して、フラフラで寝込んでしまいました。

朝は少し遅めに起床して、お昼のお弁当を作っていると、

娘たちが心配そうに、其々がすりよってきます。

朝食は何時もより豪華にしました。

で、娘たちは、私の体調を安堵した様です。

空威張りかもしれません。

でも、娘たちに心配かける訳にはいきません。

男とは痩せ我慢の塊ですから。

仕事に於いても、患者さんを全身で受けとめて、

絶対的な安定感を感じさせて差し上げるのが私の務めです。

神様は貴方が乗り越えられるとお思いになるから、試練を与えるのです、と言う台詞を言われる方が居られます。

馬鹿野郎!と、思っています。

そう言う台詞を吐く人ほど、

試練に耐える足腰の強さを持っていません。

辛んどいし、辛いし、キツいし、泣きたいし、叫びたいし、逃げ出したいですよ。

でも、患者さんの期待に、娘たちの明るい瞳と笑顔に

ヤットで支えられているんですよ。

工夫して、娘たちが喜んでくれると思って作った弁当を

私の前で、嬉しそうに食べてくれています。

カラフルなお弁当じゃないですけど、

私の精一杯です。

患者さんへも、娘たちへも、

そりゃ不十分なことしか出来ないかもしれませんよ。

批評されれば、そりゃイッパイ駄目な処はあるでしょう!

でも、私は私のベストを出しきって来たんですし、

これからもそうする積もりです。

私は私の流儀を変える積もりはありません。

私の考えは

最近は、都内や地方の歯科医や歯科衛生士からの問い合わせが多くなりました。

何処に共感して下さるのか判りません。

何故、頼って下さるのか判りません。

私は歯科医学を愛する人間です。

私は残された人生の限られた時間を

私を必要として求めて下さる方に費やして

終えたいと思っています。

私は歯科医学に出会って救われた人間です。

初めての給食

小学校へとあがった末の娘は、昨日帰宅してからは何度も給食鞄のなかのチェックに予断がありません。

こういう処は父たる私の血を濃く受け継いでいます。

で、今朝は気合い十分で登校して行きました。

シチュウ、ツナサラダとパン、牛乳だったそうです。

よっぽど緊張したんでしょうか?

患者さんの合間で、院長室に戻ってみると

グッスリと眠っていました。