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1口腔の治療

昨年の2月に初診にてお越しになられた患者さん。

最終クラウン修復を製作するための

多数の歯型、

フェイス・ボーのバイト・フォーク2本、

噛み合わせシリコンを3種、

で、

パナデント咬合器、

全て揃いました。

アメリカン・ナソロジー学派の治療が

私は好きです。

ただし、

私風にアレンジしていますが。

さて、

ここから歯科技工士さんの手へと。

楽しみにしていてください。

 

 

再評価

出勤して、

いつも通りの・朝の日常準備を済ませ、

ヤッパリ、

昨日の模型分析を、

もう1度、

1からお復習いの・やり直し。

間違いが・無かったか?

読み違いは・無かったか?

数学の問題を解くのと・同じです。

答えを導き出した際には・

間違いに気づかないモノです。

試し算って・必須でしょっ。

歯科治療の診断の際も・同じナンですよ。

毎回・毎回のように、

試し算。

コレを【再評価】と言います。

当分の間、

私の24時間は、

この患者さんの模型分析から、

離れられません。

楽しい・玩具を頂いたようです。

どう・紐解くか。

ドキドキ・ワクワク。

先輩って・ありがたい!

昨日の模型分析の患者さん。

難しい症例です。

仕事が終わってから、

かたづけも済ませ、

院長室にて、

チェアーにドカリと。

ズッと、

頭から、

先の分析結果が離れません。

で、

思いついたように、

日本歯科大学新潟病院の黒川副院長の携帯電話へと。

おう!

三枝ぁ・どうしたぁ!

で、

かくかく・しかじか。

アメリカン・ナソロジー学派の洗礼を受けた

ベテランの現役大学教授って、

私の知る限り、

黒川副院長くらいです。

三枝っ・チョッと・タンマっ!

ソレって・

マジッ!

ヤッパリ・電話して良かった!

状況判断を生理的に、

野性的【勘】が、

黒川副院長、流石です。

タンマって台詞が出せる処が、

答えナンです。

これで・私の腹が決まりましたから。

こういう際の、

先輩って・ありがたいノです。

30歳代って、

はな垂れ小僧ですよ。

40歳代は、

もっと・勉強しなせぃ!

先人の知恵と勘は、

活きた教科書ナンです。

私の歯科治療

歯科矯正治療が終了した患者さんの

修復治療を

矯正専門医から依頼されます。

矯正治療は、

歯の位置を移動させることは・できますが、

歯の【形】を変えることは・できません。

歯を移動させた後に、

上・下の歯が・シッカリ【嵌合】するために、

成人矯正治療においては、

修復治療は必須です。

私の歯科治療の基本は、

歯の連結しないこと。

成人矯正の症例でも、

個々のクラウン修復は、連結しません。

でも、

位置の・後戻りもありません。

その秘訣は、

設計を考えに・考え抜くことです。

昨日の患者さん。

模型分析は、

患者さんの目の前で、

一緒に行います。

説明しながらの作業を。

で、

チョッと・待った!

どうやら、

顎関節が圧迫した状態での現状の様子。

歯科治療って・パズルみたいなモンナンです。

考える時間下さいと。

判ることは・正確に伝える。

判らないことは・正直に伝える。

で、

真剣に考える。

これも・私の歯科治療です。

 

紫外線対策

どうも今年の夏は、

例年よりも・熱くなりそうな気配。

寒さが苦手、

猛暑は・もっと苦手という

ひ弱な私は、

熱中症対策を真剣に準備し始めたのです。

帽子は当然のこと、

手袋!

この手袋の手当てが・案外と大変ナノです。

なぜ男の私が、

夏に手袋?

患者さんのお口に入る・歯科医師の掌や腕が、

紫外線にヤラレタ・

シミだらけ・という訳にはいきますまい。

清々しい手を保つのは、

歯科医師としての最低条件です。

そんな・こんな

たわいもないこと・

でも、

プロの性なんじゃないでしょうか?

進化・

他人目からすれば、

毎日・同じことの繰り返しに

観えるんでしょうね。

よく・飽きませんね?

とか、

何が楽しいンですか?

果ては、

アスペルガーの傾向がアルンだそうな。

あぁ・そうかぃ!

私からすれば、

1つのモノに人生を賭ける。

幸せ者だと感謝しています。

一件、

同じような所作に見えても、

私は必ず、

工夫しています。

何処かを・変えているンです。

相当【考える】って

気をつけていないと、

ソレこそ、

同じことの繰り返しの、

無意味な時間の浪費に・なってしまいます。

どんどん、

私の歯科治療は【進化】しています。

気構え・

手術あと、

器具を丁寧に洗浄して、

滅菌パックに詰め、

オートクレーブ滅菌器とエチレンオキサイドガス滅菌器の

スイッチを入れて、

手術着を脱いだら、

夜も10時を・少しばかり回った頃合いでした。

静かな夜でした。

が、

既に太陽は顔を出して、

街は動き出しています。

いつもより早めに自宅を出て、

ガソリンスタンドへと出向き、

洗車と室内清掃する私。

ジッとしてない奴だと、

自分でも。

疲れた時こそ、

気持ちの切り替え時。

通勤の車が綺麗に手入れされていると、

気持ちも、

パシッと・

糊の効いたYシャツみたいに・なるでしょっ!

昨今・流行りのクール・ビズ。

私の流儀にはあいません。

だって、

日本人の容貌に、

全く・似合ってないと思います。

ピシッとネクタイとスーツ姿か、

完全カジュアル・スタイルで纏うか。

中途半端は日本人には向いていないと思っています。

ピシッとした姿で、

スマートにハンドルを握る。

ソレでこそ・

良い仕事が・出来る【気構え】になるんだと。

出来る男って・のは、

自分の努力で造っていってこそ、

大変な時間の経過とともに、

出来上がってくる、

自分の作品ナノかもしれませんね。

臆病者

今日も、

セラミック修復治療の他に、

手術が2症例ほど。

毎日毎日を、

メスを手にする生業です。

慣れなど・ありませんよ。

執刀中は、

不思議と、

勝手に手が動いてるんです。

でも、

手術の直前まで、

武者震いって・云うンですか?

そんな・モンナンですよ。

だからこそ、

ブログを認めたり、

文献に目を通したり、

治療していない僅かな時間でも、

落ち着きなく、

何かしら・作業してるんです。

本当は、

臆病者ナンです。

電子書籍の否定派

中学3年の娘への歴史のお復習いの中で、

読書の意味について・

ついつい、

熱が入って・力説していたノです。

あなたが大人になった時、

たまたま、

パパの蔵書に目がゆく事があるだろう。

その時、

本の背表紙のタイトルが目に入る。

で、

何の気なしに、

引っ張り出して、

頁を捲るかもしれない。

いいか!

あなたの視線が追う活字を、

確かに、

昔・パパも追ったのだと、

思い出して欲しい。

同じように、

あなたの視線に入った本のタイトルも、

昔・パパが、

なにかしらの心の琴線に触れて、

お金を出して・買ったモノだと云うことを。

其処に、

血の繋がりを感じて欲しい。

何故、

その書籍に興味を抱いたのか。

その時、

あなたの環境は?

あなたの悩みは?

あなたの心情は?

其処に、

生きた活字の強みが・アルンだよ。

電子ブックだと、

そんな情景・ないわな!

いいかぃ?

人はいつか・死にます。

それでも、

生きた軌跡を、

遺した書籍からでも、

子どもたちへの、

決して声にはならないノだけれども、

メッセージを送りたいモノなんだ。

ソレが、

男の親ってモンだ。

【常在戦場】

山本五十六元帥の遺した書を

私は大切に、

毎日、毎日、

何度も、何度も、

視界に入れるのが、

呼吸と同じ行為・になりました。

医療人である私ですが、

東郷平八郎元帥、

加藤友三郎大将、

山本五十六元帥、

山口多聞中将、

小沢次三郎大将、

などなど、

尊敬する人物は、

帝国海軍の将校の面々。

戦艦大和の特攻出撃の際に、

艦と伴に散った・伊藤整一艦長の家族への遺書も、

何度・読み返したのか判りません。

其処に、

紙に文字を書いて、

残すという、

大変重要な行為を、

人は便利さ優先の言い訳で、

粗末にしているように思います。

反論もあるでしょうし、

記録保存的観点からは、

データー化の優位性は認識しています。

しかし、

ソレは専門家なり国の業務だと思います。

人が学ぶ時代には、

絶対に、

背表紙のある書籍であると、

古い私は・そう信じています。

 

日課

当たり前のこと・ナンですが、

夜が明けて、

日が暮れる。

目覚めて、

眠る。

その時間軸の中で、

日常は繰り返されるノです。

時たまの・イレギュラー。

たかが・しれたモンです。

だからこそ、

繰り返しを丁寧に綴ることが・

生きる意味ナノかもしれません。

毎朝の日課に、

ご先祖様のお仏壇の

花瓶の水を変えたり、

花を活け替えたり、

お供え物の饅頭を交換したり。

饅頭は、

遠い記憶の中で生きる祖父母や叔母の

好物だったモノを、

つい、

買い物袋に入れています。

お茶は、

京都の【一保堂】の煎茶と焙じ茶。

之は、

私の好み・ですが。

熱いお茶をお供えし、

蝋燭と香を灯したら、

ついつい、

独り言を喋っているンです。

ご先祖様に聞こえているのか・いないのか?

そんなことは判りません。

が、

男って・そういう生き物ナンです。

ひとり語り・

ソレで、

平衡を保てるのだと思います。