私の歯科治療は、
採血による血液検査からスタートします。
身体の1器官である【口腔】を、
総合的に診断し、
総合的に治療を行うためには、
全身状態の把握が必須条件であるからです。
問診票に記載して頂く全身状態に対する項目、
既往歴であったり、
現在の病歴、
現在の体調など、
患者さんが【気軽い気持ち】で記載していることに
30前半の時に気づいたからです。
たかが歯科治療だから・
ご自覚なさっておられないかもしれません。
が、
無意識下で、
そういった感覚が、
在るのかもしれません。
血液検査の所見から、
多くを学びました。
麻酔薬の選択、
投薬時の配慮、
手術時の縫合の糸の太さの選択と縫合の間隔など。
変幻自在に、
私は【手当て】に変化を付けます。
【生命歯学部】を名のる日本歯科大学の臨床教授たる
責務でも在ると、
日々・自覚しながら、
臨床に挑んでいます。