私の診療所 その1.


遠方よりお越しになられる患者さんが多いので、私の診療所についてお話しさせて頂きます。

瀬戸内海に面する香川県の県庁所在地である高松市は、讃岐高松藩の城下町です。

先の大戦にて街は空襲を受けて、昔の面影は殆ど残っておりませんが、
碁盤目に綺麗に割り振りされた通りと区画は、当時のままです。

街の大通りである中央通りは、サンポートと名づけられた街の北の外れの港から、
南北に街を貫くように走り、その通りを取り囲む様に旧市街が形成されています。

高松市の中心部に、この中央通りに接して、市民の憩いの場として在る中央公園の南東に
私の診療所はあります。

私の診療所は、中央通りと交差する菊池寛通りに面しています。

三階建ての小さな洋風建築の白い建物で、パリのサントノーレ通りの私の贔屓にしていたホテルを模しています。

建物三階の窓の部分が、普段私が診察を行っている診療室部分です。

二階の窓の処は、ちょうど私がこうしてブログ等を綴っている書斎で、一階は家人が子供服の店を商っております。

建物に向かって右側にある深緑色のドアを開けて頂くと、私の診療所です。

私の診療所の看板には

ー オーラル.リハビリテーション.クリニック ー

と、標榜しています。

この言葉に馴染みが無いかもしれません。

私の治療は、困った患者さんの機能を回復することにある!の想いから
この言葉を前面に打ち出しています。

私の診療所は、決して恐い処ではありません。

私と患者さんは、家族のような長いお付き合いをしています。