私の【総入れ歯】造りの実際は、
歯科医師国家試験の正解基準とも・
日本歯科補綴学会のガイドラインとも、
全く違います。
ですから、
大学病院では、
学生諸君には、
私は【総入れ歯】の治療は見学させません。
学生諸君には、
あくまでも国家試験基準を徹底的に教育しています。
私の【総入れ歯】造りのノウハウは、
補綴学の水橋准教授に、
すべてをさらけ出しています。
次代のリーダーの素質がある有能な歯科医師だと、
年少者である水橋准教授を尊敬していますから。
前歯は全て、セラミック人工歯です。
下の前歯とはシッカリとタッチしています。
奥歯の【咬合】は、
クラウン・ブリッジ修復と全く同じです。
水橋准教授のような【診る眼】を持った歯科医師が見れば、
標準仕様の総入れ歯と全く違う事は一目瞭然です。
でも、
ズッと、
ナンでも、
よく咀嚼できますし、
表情も、
歯があった時と変わりません。
私は次のように考えています。
私をプロゴルファーに例えるならば、
私はトーナメント・プロであると。
勝利を勝ち取る事が、
トーナメント・プロの宿命です。
芝生の目、
風向き、
様々な状況の変化を五感で察知し、
打つ手を自在に変えねば、
優勝できません。
総入れ歯の治療において、
患者さんの笑顔を獲得するためには、
試験基準の正解とは、
全く違った【仕掛け】が必要なのです。