今日は恐らく、
仙龍寺の二人姉妹が
オペラのリサイタルにて
ステージに立ち
唄う日である。
朝から準備で
さぞかしカシマシイ光景であろう。
母親である寺の女将は
気遣い、心遣いの人である。
私は常日頃、
互いの子供の愚痴を
語り合い、
互いの子からは
同類、傷を舐めあってと、
茶化す様にからかわれているが、
其れでも、
女将の姿には
娘たちへの
熱い愛情が感じられ
誠に心温まる想いである。
私は男であるから
母娘の互いの接し方は
よく判らない。
女将の娘への補佐の
方略を、
お不動様も
笑って眺めているに違いない。