つい最近、
神父さんから頂いたミサのCDを
毎朝、
院長室にて、
聴きながら、
カトリックのお祈りの本を開き、
活字を眼で追いながら、
耳ではCDをと、
云うのが習慣になりました。
1時間くらいでしょうか?
ミサですから、
讃美歌を歌う部分も在ります。
宮田君が出勤する前ですから、
静まりかえった診療所です。
そこで、
私は声を高らかに、
歌うのです。
コレが実に気持ち良いのです。
讃美歌ですから、
詞も誠に品も良く。
心が洗われるような気持ちになるんです。
それでしょうか?
最近は、
全くのストレスフリー。
毎日の難しい症例に対しても、
自信を持って、
挑めています。
で、
以前よりも、
より繊細に、
より丁寧に。
アポイントメント帳に記載された
新患の詳細欄には、
ありゃ!
こりゃまた、難しい症例だ!
でも、
私の気持ちの持ちようは変わりました。
出来ない症例は無いのだと。
解く鍵は必ず見つけることができるのだと。
思えば、
落ち着いているからでしょう。
患者さんから観た私が、
ドッシリと安定していることが、
医療機関において1番大切な条件ですから。
私は開業医ですから、
確かに、
患者さんからの診療費を頂戴しています。
が、
私は商人ではありませんし、
また、
サービスマンではありません。
医療機関におけるホスピタリティを、
ホテルや料理屋での【おもてなし】と
勘違いしておられる医療業界の方も多いようです。
医師は治療のプロフェッショナルです。
患者さんへの、
お迎えの成しようは、
その医師の品格にて変わるものです。
医師におけるホスピタリティ。
それは絶対的安定感にあると言って良いと思います。
兜の緒を締めて、
しっかりと患者さんと向き合うこと、
それが大きく私の仕事です。