ささやかな夢物語


梅雨明けもまだで、

といって、

ロクロク目立った降雨もなく、

で、

気温だけは35度にも。

こんな真夏日は、

ついつい新潟の花火が観たいなと、

信濃川に架かる萬代橋周辺に

大空高く、

今にも頭上に降り注ぐような新潟の花火大会の日の

街の匂いが鼻腔いっぱいに甦ってきます。

歳を老いても現役で居られ、

で、

もし叶うのならば、

生涯を終える前の2年くらいだけで構いませんから、

どうか神様、

この第2の故郷である新潟にて、

ゆっくりと過ごせますように。

それまで、

この街が、

いつまでも大切なモノを失うことなく、

越後で在り続けますようにと。

何処に出かけても、

目に入る風景が同じになったこの国ですが。

まだまだ越後は越後のままだと、

私には少なくとも、

そう観えますので。