日本歯科大学の精神


今日の午後は、

日本歯科大学の麻酔科から大橋準教授が

応援に来院しての手術です。

ちょうど都合の良いことに、

今日は本学の創立記念日です。

で、

大学はお休みだったのです。

大橋先生には申し訳ないのですが、

朝一番の上越新幹線で東京へと、

羽田から空路高松市に入って頂きます。

手術は9時過ぎまでかかるでしょう。

その後、

東京行きのサンライズ瀬戸にて東京から明日早朝に新潟へと。

着いたら直ぐに大学病院での外来だそうな。

私らの仕事は、

世間向きには楽に観えるでしょうが、

働く人は、

トコトン働いているのですよ。

今日の手術は上顎と下顎ともに施術しなければならず、

局所麻酔だけでは、

使用量がかなり増えることから、

循環器系に大きな負担がかかります。

その予防策として、

全身麻酔にての手術を選択したのです。

麻酔科の医師を多く視て来ました。

歯科の全身麻酔は本学の医師が一番だと評価しています。

これは決して手前味噌ではありません。

歯科の全身麻酔は特殊なのです。

ただ眠らせて、

全身管理すれば良いと云うんじゃ、

私は満足出来ません。

痛みや恐怖を伴う際には深い眠り、

噛み合わせのチェックの際には浅い眠り、

治療の段取りを【先読み】して、

麻酔医は、

深度調整をしなければなりません。

この辺りは、

医科の麻酔医では無理ですし、

口腔外科と修復との連携がキチンと取れている

歯科大学でなければ。

で、

教授が藤井学部長です。

あの厳しい指導の末に準教授となった大橋先生は、

現状、日本歯科大学の新潟病院の麻酔科の現場のトップと言えるでしょう。

歯科技工士にしても、

医師においても、

私は組む相手を吟味しています。

大橋先生が仰られていました。

一生懸命、手当てさせて頂きますと。

コレが日本歯科大学の精神です。