自動車が趣味だと云う話しは頻繁に耳にするのですが、
コレが私にはピンと来ないのです。
ただお金に証して購入するのであれば、
なんだか底が浅いと云うか?
単なる欲しい品を買っただけじゃないかと。
プラモデルを組み立てる位の意気込みが無ければ、
趣味とは言えぬと云うのが私の持論です。
インプラント治療についても、
【私はインプラントを得意としております!】
そんなフレーズは何処其処のホームページでも見飽きてしまいました。
で、
少しばかり昔のインプラント治療を受けた患者さんに四苦八苦。
誰が治療したのか?
どんなインプラントであっても、
視て、
考えて、
調べて、
工夫して、
それこそ自作の部品を作ってでも
キチンと標準レベルにまで、
否、
それ以上の質にまで、
そうでなければ、
それでは得意とは決して言えないわな、
そんな風に思っています。
得意とか趣味と云う範疇は、
標準範囲を遥かに越えて初めて言える言葉です。
昨冬から本格的に手を着けた30年以上は昔の
オールド.アルファロメオ。
ほぼバラシ終えて、
組み立て治して、
錆びを補修し、
生まれ変わった姿へと。
天候や湿度によって機嫌が変わる処がラテン系の特徴です。
エンジンの音を聞いて、
ボンネットを開いて、
少しずつ調整して仕上げてゆくのです。
完成までの価格ですか?
ビックリしますよ。
ただ同然ですもの。
自動車の本来の価格って、
そんなモノですよ。
新車の高級国産車のエンジンの原価は恐らく800円程度でしょうね。
!!!!!
?????
だってそうでしょう?
工場の設備投資の資金、
人件費、
開発費、
運送費、
保管費、
ディラーの対策費、
膨大な広告宣伝費、
等々、
其れが全て販売価格に転嫁されてるのですから。
先般、
帰省した息子が私の作品を視て、
父ちゃん、チラッと貸して頂戴!
おう!持って行け!
親父って、そんなモノです。
息子ですか?
その日は車の美しさに浸っていたみたいですよ。
父ちゃん、歯医者ってのは器用なんやな!
で、
二、三日経って、
父ちゃん、イタリア車の洗礼を浴びたわ!
????
エンジンがウンともスンとも言わないそうな。
当たり前なんですが。
1つ1つの所作が粗いから、
車の方が拗ねて、
相手を選んでるんです。
機械って奴は本来は、
そういうモンです。
ただ生活必需品となって、
多くの工夫が為されて、
誰でも簡単にって。
でも其れはマニアックな味わいは消滅させねばなりません。
便利さと、
マニアックさ。
両立は難しいのでしょう。