休息


新潟市の家を引き払って少々淋しい気持ちでいましたが、

ホテル滞在も、まぁ良いかと、

ドアマンの「先生、お帰りなさい」と云う一言で、

単純な私は、そう思い直したのです。

窓の外は桜満開。

明日の講義の最終チェックなど頭から消え去り、

つい外へと出掛けてしまったのです。

古町から三越前を過ぎて、

白山神社へ登る辺りの小路へと。

ガレットを商いする贔屓の店へと

足が向いていました。

パリの裏通りの店を意識して作ったであろうこの店は

私好みの美人が商いしていることもあり、

ついつい来てしまうのです。

無論、ガレットの味も良く、

ガレット.コンプラッテをハイボール片手に、

で、

美人の姉妹?との話しに花が咲くと云う塩梅。

歯の仕事から一時解放される新潟での束の間を

大いに堪能し、

ホテルに急ぎ舞い戻り、

後悔しながら明日の準備の仕上げをしつつ、

そんな新潟での第1日が始まりました。