金属による修復治療


今夜は久方ぶりに街へ出ます。

熊本からの患者さんから夕食のお誘いを受けたからです。

もう高齢?の域に達した女性ですが、

お元気さは若い者には負けないそうです。

元来、外出嫌いな私ですが、

患者さんの方も其れを承知で

その様な機会を設けて下さる機会が多いのも事実です。

人にご馳走になるのは心苦しい質ですので、

用を足す振りをして、

大概は気を利かせる様にしていますが、

この方は何時も私の上を行くので、

今日は絶対に負けてはならじと、

上の上を行こうと息まいています。

本当に良い患者さんに恵まれていると

感謝しつつ治療に臨んでいます。

今、お一人治療が終わった処です。

下顎第2大臼歯に金属のクラウンを装着すべく、

歯を削って仮歯を入れました。

第2大臼歯の修復治療の際には、

私と患者さんの信頼関係が築けた時には、

意図して、

金属のクラウン修復する私です。

セラミック全盛の昨今の歯科治療ですが、

大きな大きな力を負担する第2大臼歯においては、

金属に勝る材料は無いと、

私は判断しています。

【睡眠時の喰い縛り】の際に生じる歯への歪みを

歯科医師と歯科技工士はコントロール不能です。

ただし、

あくまでも治療のレベルを【高い処】に設けての話しですが。

同部位のインプラント修復の際は、

もっともっと金属修復の出番が大きいと思います。

ハイブリッドレジン等は、

私は全く認めてはおりませんので。

次の患者さんの治療は、

インプラントの上物のクラウンの歯型採りです。

より天然歯に近い状況に観せる工夫での手当てと、

清潔さを両立させての修復処置をと、

知恵を搾り、

楽しんで治療の臨みたいと思います。