先般、28年もの長きに渡って人気を博した連続時代劇【鬼平犯科帳】が、
中村吉右衛門主演での幕を閉じたことはご承知の筈。
池波正太郎ファンの私も、
随分と長い間、楽しまさせて頂きました。
多くの俳優が鬼の平蔵を演じてきましたが、
吉右衛門のが1番良かったと、
これも衆目の一致する処でしょう。
特に、
第1シリーズから第2、第3と初期の鬼の平蔵は見事なモノでした。
脇役も良かった。
カメラアングル、
画像の色合い、
脚本、
小道具、
何から何まで良かった。
ですが、
ラストの鬼平は、ありゃダメです。
吉右衛門の良さも出ちゃいません。
おまさもダメです。
上手い女優さんなのに。
アレは、何何ですかね?
あれだけのベテラン女優さんや俳優さん達ですよ。
恐らく、
演じながら判ってたんじゃないでしょうか?
違うって!
監督ですかね?
それとも脚本?
10分も観て、
観ちゃいられないんで、
消してしまいました。
でも、
翌朝、アレは何かの間違いじゃないか?と。
最終回、
キチンとイライラしながら、
スイッチを消したいんだけれど、
コレが最後だからと自分に言い聞かせて、
我慢して観ましたよ。
で、
駄目ですよ。
もう一回、やり直して貰いたいですね。
中村吉右衛門の鬼平犯科帳はアンなんじゃないですよ。
恐らく、
監督、脚本ですよ。
こんな仕事するから、
時代劇が駄目になってるんです。
さだまさしも、時代劇ファンなら、
アンなんじゃ駄目ですよ。
随分と日にちが経ちましたが、
直ぐに言わなかったのは、
もっと怒ってたんです。