朝早くから、
新潟で暮らすベテラン浪人生である息子からの着信履歴。
また金の催促かぃ!
と、不機嫌となり、
なんじゃ?
ー 父ちゃん! 他の歯医者とモット判り易く差別化した方がエエよ! ー
ー 父ちゃんのホームページは、上手さの質が伝わって来ないよ ー
ー 歯医者の治療は痛いのに、父ちゃんのはいつの間にか終わってるやん ー
患者さんは、本当は歯科医師の技術の程度が判らないのだそうな。
息子が言うには、
いくら私がコダワリ、コダワリ抜いて、
裏方での下仕事でも工夫に工夫を重ねても、
患者さんには、イマイチよく判らないって事ですよね。
ほ~、そんなモノか?
父ちゃんは初対面でも、
歯医者の顔を視ただけで、
その歯科医師の腕前が判るがな。
そんな話しを息子にしたら、
ー それは父ちゃんが歯科医療を
【剣術修行】という概念で生きてきたからやと思うよ ー
ふ~ん。
そうかも。
剣道の試合の時って、
試合が始まる寸前、
竹刀を交じ合わせた瞬間に、
勝ち負けが判りますもの。
それに人の身体に触れる仕事ですよ。
私らの仕事って。
身体に優しいとは当たり前かと思っていました。
だてに若い時分に女遊びに呆けた訳ではありません。
それが活きて、
今、私の手先の手当ては、
絹にでも触れるかの如く。
麻酔注射だって、
笑気麻酔だと~!
笑わせるな!
笑気麻酔で、何が無痛治療じゃ!
注射針を刺す前に、粘膜に塗布するゼリー状の表面麻酔。
私は使いません。
でも、
幼稚園児でも、
私の麻酔注射はしたか、されたか判りませんよ。
痛くないのが上手な歯医者なら、
私は上手な歯医者です。
でも、
そんなんで上手、下手なんか決められませんよ。
今朝のニュースでも在ったじゃないですか。
都内の婦人科でのトラブルが。
ホームページではおとぎの国でお祝いのディナーだと。
そんなんと、医療レベルは関係ないですから。
医療において一番大切なのは【ナイチンゲールの心】
2番目が【ヒポクラテスの誓い】を忘れるな!
そこから、
技術的な向上に努め、
知識の吸収に貪欲ろなり、
日頃の生活において万全の準備を整えて、
などなど。
でも、
ホームページだけ観ても、
飲食店だろうが、
ホテルだろうが、
無論、医療機関なんか、
良いか、止めといた方が良いか、
判るんですけど。