私の履歴書 1.


友人である東京都吉祥寺開業の小出 明医師からのアドバイスは、

日頃、人付き合いが悪く、

世情に疎い私にとっては、

確かな情報源であり、

信用に値する誠にありがたい意見でありますので、

私は小出君の言葉には素直に耳を傾けるのです。

ですから、

頑固者で定評ある私を素直にさせる

この歳の差の大きい友人である小出君を

身近な人間は、

不思議な人だと思っているようです。

では、

何故に私が、この一回り以上年少である小出君の言葉を

大切に受けとるのか?と云えば、

小出君の素直な人柄と、

現状の彼の職業的な心の葛藤なり喜びを

この私自身も共有できるからなのです。

小出君を観て、

私は鏡を観る気持ちになるのです。

で、

この小出君のアドバイスとは、

私自身の人と様を、

時々に、

このブログにて綴れというものでした。

このような時に私は、

どうして?とは思いません。

素直に従うのが、

これは私の性格だと思います。

昨日の治療の際に、

立ち会って下さった歯科技工士さんが、

患者さんと私の診療所のスタッフへ、

私の前に立つと足がすくむほどに恐ろしいと。

なんで?私は怒らないじゃないか?と返したら、

イヤイヤ!

それでも恐ろしい!と。

私の仕事は、

歯科技工士さんの世界では緊張するんだとか。

また、

私がホームページで自身の顔を曝すキッカケとなった訳は、

スタッフの宮田君が、

同じ歯科衛生士である友人から、

私が当地の歯科衛生士さんから

お爺ちゃん先生と思われているから悔しいとの言葉に、

これでも若い積もりでいた私の心が大いに傷つき、

内心では、

その辺の歯医者よりはモテると

自意識過剰であったことも大いなる反発心となったからです。

昔から今も変わらず、

私は単細胞だと自覚しています。

おっちょこちょいも昔から。

イタズラ坊主も昔から。

何故に恐い爺さんと思われるのか?

不思議とショックで立ち直れない日を味わいました。

今朝、顔を観ると確かに老けた。

これではイカンと。

今では社会へと巣出った娘が中学生の頃、

私が中学校へ行くと、

娘の友人のお嬢ちゃん方から、

真百利ちゃんのお父さんは格好良いと、

大勢に集まってきて、

私は大いに喜んで学校へと出向いていたことを

今の娘たちに語ったら、

一言で嘘つき呼ばわりされる始末。

また、

私が高松市で開業した頃は、

高松駅界隈は未だ開発の最中で、

今では私鉄の始発駅となった小さな駅舎の場所には、

東京の赤坂東急ホテルの建物のミニチュアコピーとして有名だった

高松グランドホテルが健在でした。

当時の私は多少ロン毛気味であったのが原因かもしれません。

が、

ホテル隣のうどん屋へと入り、

隅の座席で注文したうどんを待つ間、

雑誌を読んでいたら、

何故か、

店のオバチャン同士の会話と雰囲気が妙な感じ。

そこへ、

オバチャンがうどんを持って来たのではなく、

手には色紙とマジックペンが。

????

で、

直後、

私は大変な経験をしたのです。

【歌手の世良公則さんですよね!サインお願いします!】

私は、この話しが大好きで、

酔って良い気分になると、

必ず出てくる定番として有名なのです。

娘も、

これを聞いた人は皆が、

顔が前に偏って私の行動を聞いて来るんです。

私のイタズラ心に火が着いたんでしょうか?

これは時効だから勘弁してください。

【燃えろイイ女  世良公則】って、

適当にサラサラッと書いて渡したら、

この色紙、

オバチャンたちの肥満の豊かな胸に抱かれて、

後生大事にと、

奥へ持って行かれました。

これを聞いた家族は、

怒る!怒る!怒る!

友人たちは、

笑う!笑う!で。

ただ気になって、

後日、隠れるように暖簾の影から店内を探ると、

イヤー!

壁にシッカリと貼ってありました。

これまた家族から散々と怒られました。

イタズラ坊主は昔から変わりません。

コレが私の本来の姿なのです。