審美歯科治療は頭脳仕事


40代の男性です。

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前歯の外観にコンプレックスを抱へ

永年悩まれておられました。

前歯のスキッ歯は勿論のことながら、

左の前歯が傾いているから、

はい!判りました!

綺麗に治ります!

とは安易に言えません。

歯の隙間を埋めるということは、

歯の幅が広くなるということです。

白い板のようになっては元の木阿弥ですから。

審美歯科治療とは、

自然美の創造でなければと私は考えています。

色調はどうにでもなるんです。

自然な透き通った生き生きとした歯に見せることは、

私の診療所では当たり前です。

問題は形なんです。

で、

こういう困った時には【診断用ワックスアップ】です。

模型の上で、

デザインしながら蝋細工。

こちらはダイレクトボンディング修復で治療するなら?と、

蝋細工してみました。

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形は何とかなりそうですね!

ただ、強度的に破折することが予想されます。

こちらはオールセラミック修復。

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これならトラブルなさそうですね。

私は患者さんが来院されて直ぐに治療を着手しません。

臆病なんです。

予め色んな事象を下準備して、

それで、

再度の確認作業を行って初めて、

患者さんの手当てに入ります。

手を使う時には

仕事のほとんどが終わっていると言って良いでしょう。

頭脳仕事なんですよ。