来年の抱負


 此のところ、
朝の目覚めがスッキリしない。

 犬達から
早く散歩だ、飯をくれと
囃し立てられるが
隣で眠る末の娘も
夢の最中である。

 ようやく床から這い出し
上衣を羽織って
ボサボサ頭で
リードを手にすると
もう
足元で犬達が
もつれあっている。

 家戸を開けると
グッと寒気が
頬を刺す。

 犬達が尻尾をフリフリ
歩いて行くのを
追いかけて付いて行く。

 台風が去ると
讃岐にも
冬の到来が。

 一年の過ぎ去る事の速いこと。

 今年は、
ご先祖の仏壇を
お祀りする事になった事くらいしか
確たる仕事はしていない様な気がする。

 そろそろ、
来年の抱負を
考えねばならぬ。