新潟の自宅のドアを開けると
愚息の飼っている
七歳のキャバリアのアール君が
尻尾をフリフリ
飛びついて来るのだが、
今回は静かで在ったので
怪訝な気持ちで
奥まで
名前を呼び呼び
入っていった。
ドアの開いたゲージの中で
上目遣いで
見詰めるアール君がいた。
末の娘が
ー パパ、ブタがいるよ! ー
肥り過ぎて変わり果てた姿のアール君であった。
愚息が帰宅した後に
私の怒りが炸裂した事は
云うまでもない。
アール君は
現在、減量の最中である。
マリリンと共に
朝夕、走らせ、
果物と野菜中心の
ダイエット食と
ドッグフード少々。
其れでも、
頭を、身体を
頻繁に撫でてやっているから
満足している様子である。
が、犬の世話で
私も中年太りには
縁が無さそうである。