判らないことばかり


先日東京都知事の辞任表明をされた舛添要一知事は

恐らく【世間の目】だけを気にしながら世渡りしてこられた方かと

思いきや、

辞任の決断においては、

世間の目よりご自分の希望の方が勝って居られたのでしょう。

この【世間の目】の変わり身の速さほど

手に負えないモノはありません。

舛添要一知事が、恐らく参議院選挙あるいは知事選挙に出馬された頃の映像が放映されていました。

多くの報道陣に自宅を囲まれる中、

早朝の出勤前に、

ワイシャツの襟を整えず、

起きたばかりと云う演出なのでしょう。

大きなビニール袋を3つ、

【家庭用のごみ】を抱えて地区のごみ置き場へと。

報道陣も 、其れを家庭的な庶民的感覚と云う取り上げ方でした。

一昔前であれば、

其れは【甲斐性の無い駄目亭主】の姿であり、

そんな事をさせる女房へも軽蔑の謗りを受けたでしょうに。

それが今や、逆の評価です。

嘘とお感じなら【さだまさし】の唄を聴いてみて下さい。

あれが私らの時代の日本の男でしたから。

私は皆で特定の方を誹謗する行いは嫌いですが、

あの舛添要一知事は庇う処が皆無でした。

成り上がりの見本みたいな人だったと。

ただこう言う人が出てきたのも

社会の歪みだと思います。

マナーもルールもない。

礼儀作法もしらない。

美徳など遥か昔の言葉となり。

義務も責任をの自覚もなく、

ただただ権利の主張と、

その時々の現状だけに生きる人が多くなった気がします。

小学生の頃に夕方になると、

滝沢馬琴の【南総里見八犬伝】の人形劇がNHKで放映されていました。

オープニングの唄の文句をそのメロディーと共に覚えています。

【仁.義.礼.知.忠.信.孝.貞】♪♪♪

誤字が在ったらスミマセン。

家庭での暮らしから、

社会全般の人との関わりあい全般、

舛添要一知事へ【まっしぐら】

当の私でさえも、

東京都知事だったら、

誰からも怒られないのだったら、

ファーストクラス乗りますよ。

まぁいいか!って、見過ごす教育の結果の見本でしょうね。

でも解せないのは、

彼はもう若者ではないですよ。

ドチラカと言えば初老以上。

私よりは年長です。

頭は良いのに、

育ちなんでしょうか?

それとも、

社会全般の問題なんでしょうか?