【他のメーカーのインプラント患者さんの転院】って、
よく聞く話なんですが。
通常、歯科医院で取り扱うインプラントの種類って、
1種類か多くて2、3種類だと思います。
それは機具への投資の問題と、
インプラントにはそれぞれ【クセ】が在りますから、
どうしても慣れたモノを使いたいと、
私も昔、そうでしたから。
しかし既に28年が経過した私のインプラント治療です。
色々なメーカーの講習会を依頼されたり、
そうなれば使ってみない訳にはいきませんので。
また、他所でインプラントの治療をお受けになられたのですが、
逢わなかったのでしょうね!
私の診療所へ転院される患者さんも多いですから、
そんなこんなで、
色々なメーカーのインプラントの機具を準備するようになりました。
メーカーも協力的で、
無償で機材を頂く場合も多いですし。
で、
色々なインプラントを使ってみて、
今では症例によってインプラントを使い分けするようになりました。
全身状態、骨格、骨質などによって、
インプラントを使い分けています。
それでも、
未だ私が使っていない未経験のインプラントの患者さんも来られます。
どうするんですか?って?
簡単です。
レントゲンからのインプラントの鑑定は、ほぼ可能です。
で、
そのインプラントメーカーに電話するんです。
「四国の三枝です。御社のインプラントを入れた患者さんが来られました。
ご指導お願いできますか?」
と。
スットンで、私の診療所に来て下さいますね。
で、ジックリと半日ほど説明を受けて。
後は、束になったデーターと文献を
数日かけて読んでと。
解らない処は、直ぐにメーカーに電話します。
転院患者さんは、
インプラントを入れる手術よりも、
アバットメントの再製作から冠の再製作がほとんどです。
インプラントを入れたけれども、
噛みにくい、
磨きにくい、
見た目が悪い、
ってのが、ほとんどですから。
修復治療は、工夫とインプラントの精度の【クセ】を
私が把握するのが大切なんです。
転院患者さんで手術が必要な場合は、
ほどインプラント周囲炎の症例で、
インプラントの上の方の骨が溶けているモノです。
コレは、
インプラントの周囲を清掃して、
溶けた骨が再生するようにすれば良いので、
どこのインプラントであっても
手順に差はほとんどありません。
私サイドの技術の問題です。
これだけインプラントの患者さんが増えました。
何処かのメーカーだけにこだわっていれば、
治療になりません。
私の診療所では、どこのインプラントでも対応しています。