今日ではポピュラーになったインプラント治療ですが、
これほどまでに普及するとは思いもよりませんでした。
しかしながら、その反面、昔では考えられない程度の低いトラブルも観られる始末です。
現在のインプラント治療は、開発者であるブローネマルク博士の精神からは
大きくかけ離れたモノとなっていると想うのは、私だけではないと思います。
インプラント治療の産みの親であるペル.イングバール.ブローネマルク博士は、
昨12月20日にお亡くなりになられましたが、
博士の遺された業績は歯科のみならず整形外科の分野などの医科の治療方法を一変させました。
脚や腰の関節の手術に於いても博士のインプラント治療の研究に基づいたモノです。
私たち医療人は、博士の遺された遺産の上に胡座をかくのではなく、
ブローネマルク博士の精神も継承し、社会に貢献する姿勢をもう一度思い出すべきだと思います。