右手は毎日の治療で酷使しているのにも拘わらず、特に不自由を感じたことはないのですが、
左腕から左肩、掌、指の痛みは勿論のこと、そして頚の後ろ側などは頚を仰け反ると痛みが酷く、
これは職業病だと数年前から諦めていました。
針、お灸は勿論のこと、毎週のマッサージは欠かせず、
自宅に帰ってからも、湿布にアレヤコレヤと手当てに励む数年を過ごしてきました。
私の診療所へと通われてくるようになった〇〇さんは、
若いながらも実に真面目で几帳面な方で、
私も一目置くようになりました。
この〇〇さんは、所謂ヨガのレッスンプロであり、
患者さんとの雑談大好きな私は、身体を適度に動かすことに目覚めたのです!
で、昨年のクリスマス頃より自己流で、左掌や指を机や床から反り返すストレッチを始め、
何事も凝り性の私は、それこそ暇があれば左掌と左腕のストレッチをズット繰り返し、
遂には海軍体操も始めるに至ったのです。
で、徐徐に判ったのは、
右手は酷使したことで逆に鍛えられ、
左手はなん十年もの間、ズーと小さな小さな技工物のみを握ってきたことで、
筋肉が縮んだんだと!
運動や体操などよりも、炬燵で蜜柑を好む私が、
親の敵を討つくらいの勢いで体操とストレッチに励んだ成果でしょうか?
あれほど私を悩ませていた痛みは、完全に消えて仕舞いました。
歯も毎日の生活の中で酷使されています。
咀嚼は当然のことながら、睡眠時においてもストレス発散のために上下の歯をくいしばります!
日頃、気にしたことはないと思いますが、
私たちのために一生懸命に働いてくれている歯にありがとうと感謝し、
手当てのための時間を少しだけでもと、気にかけてあげて下さい。