インプラント治療を他の歯科医院でお受けになられた患者さんが、この処やけに多くお越しになられます。
皆さんが一様に、こんな筈じゃなかった‥‥。
骨と結合したインプラントは、容易には取り外すことは出来ません。
ですから、インプラントはそのままで、歯茎に接するアバットメントと言う部品を作り直す事からが修整の第一歩となります。
そもそも、アバットメントの設計に修正が必要と言うことは、
インプラントの打ち込み位置に不備があると言うことです。
このような治療を行う際に、内心では患者さんが気の毒になります。
讃岐はうどんの国です。
皆さんが其々に、好みのうどん屋さんが在ろうかと思います。
本物の讃岐うどんをと、店主が腕に自信ある処には、うどん以外のメニューが無いことを、
讃岐に生まれ育った方々はとうにご存じのことでしょう。
壁一面にイッパイのお品書きの店に、旨い店はないと私は思っています。
1日の大半を、イヤひと月の大半を、数で勝負の保険の治療の合間で、
確実なインプラント治療を出来るほど、インプラント治療を舐めちゃいけません。
県外へと出でて、うどんを食しガッカリした経験のない讃岐の人は居ないでしょう。
インプラント治療で四半世紀、携わってきた私です。
最近の他所のインプラント治療に接し、ガッカリを通り越して、ナサケナイ想いを感じています。
餅は餅屋、うどんはうどん屋で、インプラント治療も同じことです。