孟母三遷 では ありません が


来年 の 6月で

91歳を 迎える 母。

 

86歳 の 年に

宮城県石巻市から

息子たる 私の 所在を

懸命に 探したの だった ので しょう。

 

何度も 何度も

診療所に 電話を かけて きて

助けて 欲しい

讃岐へと

連れて 返って 欲しい

懇願 され。

 

当時は

新型コロナウイルスが 一気に 蔓延した 時期。

社会活動が

突然

停止した あの 時期だった の です。

 

意を 決して

私が 母を 連れに

東北まで

出向いた あの日から

もう

4年 過ぎた ようです。

 

その間

母は どんどん 老いて ゆきました。

 

私は

相変わらず

施設へと 訪問して います。

かりん糖 果物 アイスクリーム 珈琲 持参 にて。

 

ただ

入室した 私を

母は

兄と 間違えて

最初は

話しが 噛み合い ません。

 

しばらく して

当然

尚登 かい

なんで そんな に 歳とった のっ

 

そのような 繰り返し に なりました。

 

施設を 訪問する と

空気 の 変化

瞬時に

感じます。

 

介護業界の 向かい風。

介護士不足

消費物価高騰 での 経費の上昇

入居老人の 減少

 

母専属 の ケアマネジャー は 私の 患者さん の ご子息 です。

 

つくづく 思いました。

安易に ケアマネジャーを 選んでは ならない と。

 

現在の ケアマネジャー

有能 かつ 人情 在る 人物です。

 

施設 の 状況

母 の 状況

などなど

考えて

積極的に 動いて くださって くれます。

 

母は

高松市に 返って きてから

昨日 で

4回目 の 引っ越し しました。

 

私は

母 の 残された 時間

屋島 と 瀬戸内海が 観える 施設でと

考えて

3回目 の 引っ越しを 行い ました。

 

最近 の 四国西部海岸部

また

四国東部海岸部 に たびたび 生じる 地震。

 

私は 【南海トラフ地震】を 警戒して います。

 

あの 東方大震災の 2日あと

現地に 入った 私は

人生観が

全く 変わり ました。

ソレと ともに

災害 の 恐ろしさ に

未だ に 強烈な トラウマが あります。

 

そのような

諸般の 事情から

昨日

私は

4回目 の 引っ越しを 決行したの です。

 

母は 現在

アルツハイマー症  パーキンソン病  狭心症

ソレでも

食欲は 健在 です。

 

母 が 受給する 年金は

一般 の 方 よりも 遥かに 多い の です

ソレでも

持ち出し

正直 あります。

 

私は 年金受給者に 納税は 酷だと 思います。

イッパイ 引かれて

コレは いかが かと。

 

国民年金受給者 の 方々 など

到底

暮らして ゆける 筈 ありません。

 

お年寄り が 安心して 暮らせる 社会を 創る のが

現役世代 の 【安心感】に 繋がる と 思います。

 

どこか の 3代目 の 政治家が

70歳まで 働ける 社会へと

など と ほざいて いました

世見知らず の アホウが 言える 台詞では ありません。

 

働く ことは 良い こと です。

働かなければ  高齢者が 暮らして ゆけない 社会など 言語道断 です。

 

母から してみれば

孫 の ような 家人。

この母から  義母らしい こと して 貰った ことは ありません。

私の 母 と 云う ソレだけ の 理由で

母 の 日頃の 衣類から

下 の お世話まで

お母さん  お母さん と 労って くれて います。

 

施設を 変える たびに

家賃 敷金など

別途

重なる こと

私は 気づいて いません でした。

 

昨日

ふと

そのこと に 気づいた 私。

 

家人 が

今まで 自身で 蓄えていた 貯金から 工面して くれて いる こと

知りました。

 

私は 患者さん から いただいた 治療費で 生計を たてて います。

その 大切な お金。

ソレは

患者さん の ために 使うべき もの で

そう 考えて

秘かに 処理して いた よう です。

 

青年歯科医師たちも

おばあちゃん  おばあちゃん と

車椅子 に 乗せて 散歩させて くれたり

時には

お菓子 の 差し入れ を。

 

母が アルツハイマー症に なって 良かった ことは

私の 配偶者が 変わった こと が 判らない こと。

 

母は 私を 兄だと 勘違い して います

から

私には

ハイっ! 判りました

と しか 言いません。

 

今 の 配偶者の ことは

1番 好きな ようです。

 

母 の 常套句。

とにも かくにも 良かった! 良かった!

 

私は 老いる ことが 恐くて なりません。