治療させて いただき ながら 【学ぶ】


先日

患者さん ご夫妻 から

いただいた

旅 の お土産。

「先生は クリスチャンだから どうか と 思った ん です けど」

「長い間 先生と 接して 観てきて どうしても 買いたく なった の!」

伊勢神宮  と  高野山 へと。

 

このご夫妻

婚姻時 から お亭主が  定年退職 される まで

ズッと

別居状態 だった の です。

別段

不仲 だった 理由 では ありません。

ご亭主 の 海外赴任生活 何十年。

 

高度成長期の 日本が

中東で 石油を 得る ために

油田開発に 砂漠へと 赴任した のを キッカケ に

後は

パリ  ニューヨーク シンガポール など へと

赴任 の 連続。

帰国してからは

順調に

出世階段を 駆け上がり

後は

相談役 など

なかなか

夫婦 一緒の 生活が できなかった の です。

 

奥方は

ご主人の 両親の 起こした 会社経営を 引き継いで

シッカリ と 留守を 守って 来られた の です。

奥方とは

私は 何十年 の お付き合い。

フルマウスに セラミッククラウン修復 を 施した

私の 仕事の 集大成 です。

 

ご亭主は

東京に 戻って から

内藤正裕先生 に お願い させて いただき ました。

 

数年前から

私が 引き継ぎ しました。

インプラントは 天下の 小宮山弥太郎先生 が。

修復治療は 天下の 内藤正裕先生 です。

 

スーパースターである 先人 の 為した 治療経過 から

学ぶ こと 大いに 在り!

 

この ご亭主から

初対面の 際から 今日に 至る まで

歯科治療 以外 の 多くの 事柄を 沢山 学ばせて いただいて おります。

 

やはり

日本最大企業 の ひとつ の トップへと

上りつめた 方って

器 の 大きさ が 違います よ!

 

京都大学 卒業 の 方だった ん ですが

家庭 の 経済事情 から

初めて 辞典を 購入した のは

高等学校 に 入学して から だ とか!

 

ソレまでは

教科書 の 隅から隅 を 読む こと しか できない

ソレが

時間潰し の 手段 だった ん だ そうな!

 

塾 予備校 に

幼い頃から

親が 送り迎え する 昨今。

 

大いに 考え させられた の です。

 

奥方は 奥方 で

日本女子大学を 卒業されて から

事業 には 全く の 素人。

 

ご亭主 の 留守を

シッカリと 家業を 護り

難しい お姑さん

それでも

手を 抜く こと 無く

最後まで

面倒 観ながら

お子さんを 立派に 成長させた

山内一豊の妻  の ような アッパレ の 女性 です。

 

そのような 方 ですから

私も  自然と 好意を 抱き

気持ち が 入り ました。

尊敬しながら

治療させて いただき ました。

 

お二方

仲良く   旅行  映画  美術館 巡り。

 

私は とても 嬉しくて なりません。

 

奥方は

私の 結婚遍歴を 全て ご存知 です。

 

 

初めて

良かった! 良かった!

と。

 

こういう 関係

だからこそ

患者さん に 寄り添う 開業医

やめられない の です。