若い30代の歯科医から、治療の相談を受ける機会が多いのですが、
時代的背景の違いに、なんと私は恵まれていたのかと感謝しています。
近代歯科医学の目覚ましい発展期に私は育ちました。
今の先生方にとっては、既に歴史上の教科書での歯科医から、直接に指導を受け、個人的に食事に出掛けたり、
談笑して頂ける幸運に恵まれました。
歯周病の治療からインプラント治療の黎明期、その背景経験出来たことは
何よりの私の治療の強さになっています。
若い先生方に伝えたいと思っても、
最近の若い人は、変に冷めているように感じてなりません。
優等生も良いですが、熱い情熱をモット欲しいように思えてなりません。
自ら飛び込んでいく、自分の目と耳と肌で感じた経験こそが
将来に振り返っての宝箱になる筈ですのに。